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「産婦健康診査事業」と「新生児聴覚スクリーニング検査事業」
こんにちは。浜松市保健師の鈴木です。冬本番を迎えていますが、皆様、体調はいかがでしょうか。疲れをためると、ちょっとしたことで風邪をひいたり発熱をしたりと、調子を崩すことにつながります。妊娠中や子育てなどで、なかなか休養がとれないかもしれませんが、疲れたな…と思ったら早めに休養や睡眠を取るように心がけてください。
今回は、浜松市で今年度から費用の一部公費負担を開始しました「産婦健康診査事業」と「新生児聴覚スクリーニング検査事業」についてご紹介します。
まずは、産婦健康診査事業についてです。お産を終えて体が妊娠前の状態に戻るまでには、産婦さんの心や体にさまざまな変化が見られますので、産後の経過が順調かどうかの確認のため、出産した産婦人科、助産所などで産婦健康診査を受けるようにしましょう。おおむね産後2週間と、産後1か月の頃が受診時期です。産婦健康診査では、血圧・体重測定・尿検査(尿蛋白・尿糖など)・子宮復古・悪露の状態の他、産後の心の状態を確認します。
次に、新生児聴覚スクリーニング検査事業についてです。耳の聞こえは、お子さんが成長していく上でとても大切です。赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときから音を聴いています。生まれた後も、お母さんが語りかけることばや歌、色々なおもちゃの音などを聴いて育っていきます。この検査は、赤ちゃんの生まれつきの難聴を早く発見するための検査です。出産した産婦人科、助産所などで検査を受けましょう。
いずれも、母子健康手帳交付時に交付される受診票を使用していただくことにより、県内の委託機関で受けた検査について、費用の一部が公費負担されます。なお、検査の実施の有無、実施方法は各機関によって異なりますので、ご自身の出産予定の産婦人科、助産所にご確認をお願いします。
また、県外への里帰り出産のために浜松市で交付した受診票が使用できなかった方に対しても、費用の一部を助成しています。助成対象となる要件等がありますので、必ず事前にご確認いただき、お子様の1歳の誕生日前日までに助成申請をお願いします。
ご不明な点がありましたら、健康増進課及び各区健康づくり課にお問い合わせください。
文/浜松市保健師 鈴木