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胎動チェッカーを使ってみましょう 助産師たちのつぶやき

新しい年を迎え、厳しい寒さが続きますが、温かい飲み物がよりおいしく感じられたり、おうちでゆっくり過ごす時間が増えたりと、冬ならではの楽しみもある時期ですね。妊娠中の方は、冷えによる血流の低下や張りが増えやすいこともあるため、体を温めながら無理のない範囲でお過ごしください。
今回は、赤ちゃんの元気を確認するための「胎動チェッカー」についてお話しします。胎動はお腹の赤ちゃんからの大切なサインです。胎動の変化に気づくことは、赤ちゃんの健康を守るうえでとても重要です。胎動の減少は低酸素状態の初期症状として表れることがあるため、助産師としても、胎動がいつも通りあるかという点はとても大切な観察点だと感じています。

胎動は一般的に妊娠20週頃から感じられ、妊娠後期には1日に何度も感じるようになります。元気なときは規則的で、日ごとに動き方に特徴が出ることもあります。胎動チェッカーは、その動きの回数や時間を記録し、普段と比べて減っていないか確認することで早期の異変に気づけるツールです。「いつもと違う変化」に気づくことが何より大切です。
使い方としては、毎日同じくらいの時間に横になり、胎動を感じた回数と10回に至るまでの時間を計測します。多くは1〜2時間以内にカウントできますが、明らかに時間がかかる・胎動が弱いなど、いつもと違うと感じた場合は注意が必要です。食後や体を温めた後は動きやすい傾向があるため、タイミングを工夫するのもおすすめです。最近は妊婦さんがよく使用しているスマートフォン内のアプリにもツールの1つとして入っていることが多いので、お時間があるときに探してみてください。
ただし、胎動は赤ちゃんの睡眠やママの体勢などでも変化します。数字だけにとらわれすぎず、「昨日より少ない気がする」「普段と動きの感じが違う」など、ママ自身の感覚もとても大切です。「なんとなく心配」を無視せず、迷ったときは時間や回数に関係なく医療機関へ相談してくださいね。早めの受診が安心につながり、赤ちゃんを守る行動になります。
胎動を意識して過ごすことは、赤ちゃんの状態を知る手がかりとなるだけでなく、毎日「今日も元気だね」と確かめる安心にもつながります。胎動チェッカーを上手に活用しながら、妊娠時期を無理なく過ごしていきましょう。
文/浜松医療センター周産期センター 助産師 相曽裕那


