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臨月はどのように過ごしてますか? 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

最近暑くなってきましたが、体調は崩れていませんか?妊婦さんにはより暑く感じますね。こまめに水分補給をして、体調に気を付けてくださいね。
 
さて、妊娠36週いわゆる臨月を迎えると、皆さんはどのように過ごしたり、感じたりしていますか?
36週からは妊婦健診が毎週になります。先週よりも大きくなっている我が子に喜びを感じ、出産への期待や不安も感じていると思います。お腹の張りが増えて陣痛ではないかと思ったり、内診が始まって痛いなと感じたり、増えていく自分自身の体重に焦りを感じたりしているかもしれません。予定日までまだ1か月もあるなと思っていても、あっという間に予定日近くになってしまうものです。
お腹の張りを増やすため、散歩やスクワット、乳頭マッサージ、床拭き等、沢山動いて下さいと言われます。今までのんびりと過ごしていた妊婦生活とは少し一変しますね。初産婦さんは未知なる陣痛やなりたい母親像を考えドキドキしたり、経産婦さんは体験した陣痛と出産を思い出し懐かしく感じたりしていることでしょう。

私は、昨年の5月1日に第一子を出産しました。4月末が予定日であったため36週となる3月末からは佐鳴湖を毎日歩いていました。1周6キロの佐鳴湖を、36週からは1周、37週からは2周、38~39週からは2~3周、毎日歩き続け、雨の日は傘をさして歩いていました。しかし、お腹は張らなかったため結果的に1ヶ月間以上歩き続けることになりました。正直、毎日歩くことが辛いと感じる時もありました。どうしてお腹が張らないのだろうと、日に日に近づいてくる予定日に焦りを感じていました。『焼肉を食べたら陣痛がきた』『オロナミンCを飲んだら陣痛がきた』といったジンクスも信じ、行ったこともあります。
陣痛を起こそうと努力した1ヶ月間、辛く感じる時もありましたが、1ヶ月間も毎日歩いていたため様々な変化を全身で体感できました。温かい気候に変わっていく変化を肌で感じ、桜がつぼみから咲き始め次第に満開となり散っていく変化を目で感じ、うぐいすの鳴き声を耳で感じていました。春が訪れたのだと実感し、春の散歩を満喫できました。お腹の赤ちゃんと一緒に散歩できた日々やともに出産に向けて努力できた日々は、今までの人生の中で最も思い出に残る日々でした。

貴重な妊婦生活の最後の臨月という時期、お腹の赤ちゃんと最後にどのように過ごしたかは一生の思い出になるはずです。出産する最後の最後まで、思い出を沢山作ってください。

文/浜松医療センター 助産師 半田佳哉

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