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わにわにのおおけが

【おすすめの年齢:幼児向け】

“わに”が主人公の幼児向け絵本です。

子ども向けのお話の主人公は、人間だけでなく、ねずみやうさぎ、ねこ、いぬ、くまなどたくさんありますが、この絵本は、“わに”の「わにわに」が主人公のお話です。

その姿は、動物の“わに”そのもので、大きな口にとがった歯が上下にずらり!目は黄色でするどく、体は緑色で肉付きも良く、ずんぐりしています。そんな一見怖そうな風体ですが、生活している様子がまるで私達と同じで愉快です。

ある日、わにわには工作を始めます。紙、のり、ハサミを使って、
きって おって はって
おって きって はって
と、調子良くハサミでダンボールを切っていると、
きって きって きっ!
大変!
うおお!
と、わにわには叫びました。指を切ってしまったのです。目には涙があふれています。血も出てきました。わにわには、あわてて薬箱をもってくると薬をぬって包帯を巻きました。ぐるぐるぐると回しただけでは心配で、もっと巻いて、もっともっと巻いて、
よーし よし
わにわには、大きなぐるぐる巻の包帯の指を見て安心顔です。
そして、工作の続きを始め、やっと出来上がったのは、けいたいでんわ。
もしもし もしもし
わにわにが、出来上がった携帯電話を耳にあてて満足げな顔をしています。思わず「良かったねえ」と絵本を見ている子どもたちといっしょに笑顔になります。

余分な説明文がない、ポンポンとリズム良いことばと、力強いシンプルな絵(木版画)がぴったり合った楽しい絵本です。
わにわにの絵本は、全部で5冊。この絵本の他に「わにわにのおふろ」「わにわにのごちそう」「わにわにのおでかけ」「わにわにとあかわに」とあります。
わにわにの素直な気持ちを、親子いっしょに味わってくださいね。

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