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ああ、たいくつだ!

ああ、たいくつだ!  「ああ、たいくつだ!」
 ピーター・スピアさく/松川真弓やく
 評論社


「たいくつだ~」「たいくつだ~」って言っている兄弟が、お母さんに家から追い出されます。
そして、ガラクタだらけの倉庫で見つけた一枚のプロペラ。。。。
そのプロペラから、ムクムクワクワクと創作意欲がわいて。。。

二人は、家中の使えそうないろんなものを探してきてトンテンカンと熱中して、ついにとんでもなくすごいものを作り上げます。

二人が集めるものが、ぶっ飛んでいます。
まだ絶対使ってるシーツやお父さんの車のエンジン、垣根など、どんどん持って行っちゃう。その大胆さと集中力!

なんと、最後に飛行機ができて、二人で空をびゅーーーーーんと飛ぶんです。
最高に痛快で面白い絵本です。

息子と「すっげーーー!」と笑いながら読みました。
で、息子が眠ってから、フッと思いました。
この絵本の題になっている「ああ、たいくつ~」と感じることって、創作意欲や発見の原動力になるんだな~って。
息子も、たまに「たいくつ~。。。何しようかな~。」とウロウロしています。
そして、そのうち工作を始めていつもよりグンと熱中したり遠くまで虫取りに探検したりしています。
きっと退屈が大きいほど、何かできそうなことが見つかったときのワクワク感や集中力も大きいような気がします。

そんなことを思ってみると、いつもゲームで退屈をまぎらわせられる環境って、本当に恵まれてるのかな~、って感じてしまいます。
その子自身の創造性や喜びなど、成長にすごく大切なことを芽生えさせるチャンスを逃してしまってるのかもしれません。

夏休みのたくさんの時間の中で、子どもが「たいくつ~」を十分味わって、自ら何かをやり始める面白さを見つけられるといいですね。




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