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子どもと星空を楽しもう 2025春 北斗七星をよ~く見てみよう

夜空は季節ごとに見える星が変わって行きます。冬の明るい星たちが南から西の空に動き、春の星座たちが東の空から昇ってきました。春の星座には、しし座、うしかい座、おとめ座などがあります。今回は、おおぐま座の北斗七星の見どころをお伝えします。ぜひ、実際の空で確かめてみてください。

北斗七星はよく知られた星の並びです。7つの星がきれいなひしゃく(水などをすくう道具)の形をしていて、春の宵には北の空に見られます。北斗七星は星座の名前ではありません。北斗七星が含まれるのはおおぐま座で、クマのしっぽにあるのが北斗七星です。漫画「北斗の拳」はご存知ですか。主人公の胸にある七つの傷は北斗七星の形に並んでいます。分かる方は少ないかな。おおぐま座は、3番目に大きな(広い)星座です。しっぽにある北斗七星も思っているよりも大きく(広く)感じられると思います。

見どころ1 北極星

北斗七星を使えば、北極星を見つけることができます。北極星はほぼ、真北にあるため、この星を見つけられれば方角を知ることができますよ。

見つけ方

  1. ひしゃくの先に当たる2つの星を見つける。
  2. その2星の幅を5倍すると、北極星(2等星)が見つかる。

北極星は2等星ですが、周辺に明るい星が少なく、単独で光っているため、案外見つけやすい星です。北極星は「こぐま座」の星です。北斗七星を見つけられたら、ぜひ北極星を探し当ててください。

【4月1日午後7時ごろ】

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見どころ2 6番目の2つの星

北斗七星は7つの星で形作られています。繰り返しになりますがおおぐま座のしっぽの部分です。ひしゃくの水を入れるところから「お・お・ぐ・ま・の・しっ・ぽ」と数えるといいですね。1つの星に一文字です。あれ、6番目は「しっ」、二文字ですね。この部分をよ~く見てください。
実はここには2つの星があります。2等星のミザールに寄り添うように光っている4等星のアルコルを見つけられる人がいるかもしれません。春の宵は、明るいミザールの下に暗いアルコルがあります。4等星なので肉眼でも見えるはずの星ですが、条件がよくないと難しいと思います。双眼鏡を使えば簡単に見つけられますよ。

【4月1日午後7時ごろ】

tenmondai_202503-2.png

【6番目の星を拡大】

hokutoshichisei_kakudai3.jpg

※図はどれも天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲーター11」にて作成

 

文/浜松市天文台 喜澤 俊輔

浜松市天文台

住所:浜松市中央区福島町242-1(五島協働センター3F)

電話:053-425-9158

URL:https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/s-kumin/hao/

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