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国際緊急援助隊
語学研修中の若者が多かったことに胸が痛みます。
さて、このような災害時に救援活動を行う「国際緊急援助隊」は多岐にわたる「JICA-国際協力機構事業」のひとつです。
JICAでは、発展途上国に対して、専門家を派遣したり、人を受け入れて研修など実施する技術協力、社会経済が安定する基盤を整えるための資金を貸し付ける有償資金協力、教育や保健、運輸など必要な資金を援助する無償資金協力、技術や経験を生かしたいシニアや青年を派遣するボランティア派遣などを行っていますが、大規模な災害が発生した場合には、要請に応じて緊急援助物資を送ったり、国際緊急援助隊を派遣しています。
日本では地震や台風などの自然災害が多く、これまでの経験を発展途上国の災害救援に活かせたらということから、災害の規模やニーズに応じて、人・物・資金の援助をしています。
現在、国際緊急援助隊には
1.外務省、警察庁、消防庁、海上保安庁、JICA(医療班・建築専門家・業務調整員)などの隊員から編成される救助チーム。
2.JICAに登録された医師、看護師、薬剤師、医療調整員に加え外務省で編成される医療チーム。
3.関係省庁や地方自治体から推薦された技術者や研究者などから編成される専門家チーム。
4.大規模災害で特に必要があると認められる場合の自衛隊部隊の4チーム
があり、必要に応じて単独もしくは複数チームを派遣しているそうです。
(被災国または国際機関の要請を受けて、外務省が派遣を決定し、JICAが実施)
資料によると、阪神・淡路大震災の時には、欧米諸国からだけではなく、ほんの一例ですが、例えばスリランカから紅茶3トン、ネパールからウールショール500枚をはじめ、アジアの多くの国からもたくさんの援助を受けています。
日本の国際緊急援助も、「困ったときはお互いさま」という精神に基づいているとのこと。
国と国のお付き合いも、ご近所のお付き合いも、人と人との関わり合い、人が人を思いやるという面では何も違いがないことを実感しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
■JICA-国際協力機構
http://www.jica.go.jp/index.html
■国際緊急援助
http://www.jica.go.jp/jdr/index.html
やまねくん