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かかりつけ医を持とう! ~プレコンセプションケアの観点から~

今年の夏も酷暑となりましたが、いかがお過ごしですか。夏バテなのか体調がすぐれないけど、育児や家事で忙しくて、なんとなく乗り切っているという方も多いのではないでしょうか。しかし、親御さんが心身ともに健康でいることは、お子さまの健やかな成長のためにはとっても大切なことです。

ご自身の健康のために、そしてお子さまの将来の健康のために、近年注目されているヘルスケアである「プレコンセプションケア」の中でも、今回は「かかりつけ医」を持つことの重要性についてお話しします。

婦人科

婦人科というと、妊娠出産のときや、女性特有の健康問題があった時に受診するもので、敷居が高いと思われがちです。しかし、月経がはじまる小中学生のときから、婦人科のかかりつけ医を持つことが大切です。

  • 月経関連のこと

月経痛や不規則な月経など、悩みを相談できる医師がいることで、適切な対処法を見つけやすくなります。月経のトラブルは将来の不妊にもつながるため、早めから相談しておくことが大切です。

かかりつけ医

  • HPVワクチン

子宮頸がん予防に効果的なHPVワクチンについて、正確な情報を得られます。浜松市では、小学校6年生~高校1年生まで無料で接種ができます。

  • 定期的ながん検診

20代から子宮頸がんに罹患する人が増加します。将来の妊娠のためにも、予防と早期発見が重要です。

  • 将来の妊娠に向けて

プレコンセプションケアの一環として、妊娠前から健康管理や必要な検査について相談できます。

歯科

お口の健康は全身の健康に直結します。普段から定期的に受診をすることをお勧めします。

  • 定期検診

むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。また、正しい歯磨き方法などのアドバイスを受けられます。

  • 妊娠に向けて

妊娠中のお口のトラブルは早産や赤ちゃんの低体重との関連が指摘されています。妊娠前からの口腔ケアはもちろん、妊娠中には健診を受けましょう。

持病がある方

喘息、アレルギー、糖尿病などの持病がある方は、かかりつけ医の定期受診が大切です。

  • 日常的な管理

症状の変化や薬の調整など、きめ細かな対応が可能になります。

  • 緊急時の対応

いざという時に速やかに診てもらえる安心感があります。また、専門的な検査や治療が必要になった時には、スムーズにつなげてもらえます。

  • 妊娠に向けて

妊娠希望がある時は、妊娠前から相談することで、適切な管理や調整が早期からできるため、リスクを減らすことに繋がります。

 

体調不安がある方はもちろん、お子さまの将来のためにも、かかりつけ医を持ちましょう。

参考サイト

 

 

文/浜松市保健師 松尾

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