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『三毛猫ホームズのあの日まで・その日から~日本が揺れた日~』
赤川次郎さんの作品といえば「三毛猫ホームズシリーズ」のミステリーということで、「シリーズを制覇する」という勢いで学生の頃から読みまくっています。
若い方にも影響力のある著者が、朝日新聞夕刊で「三毛猫ホームズと芸術三昧!」という連載に、東日本大震災後に感じたことを発信したものです。
三毛猫ホームズのあの日まで・その日から─日本が揺れた日 (光文社文庫)
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赤川 次郎
光文社 (2013-12-05)
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東日本大震災後、「私たちにできることはなにか?」をそれぞれが考え、行動していました。著名人の方は、著名人の方にできること、一般の人は、一般の人にできることをやっていました。そして、今でも継続的に「なにか」をやっている人もたくさんいます。
4年経った現在も、まだまだ復興とは言えない状況のところもたくさんあります。著者は、被災地には日常生活に必要なものだけでなく、希望となるものが必要で、それが芸術活動ではないかといっています。復興が進まない現在も、傷ついた心や体を癒すものは必要ですね。著者は様々な舞台を紹介しながら、そのドラマを世相に重ねあわせて書いています。本当に批判すべきは何か、未来のために、自分は今、何をするべきかを考えたいものです。
著名人が東日本大震災について発信しているもので、これまでに紹介したブログも合わせてご覧ください。
★乙武 洋匡『希望 ~僕が被災地で考えたこと~』
★糸井 重里『夜は、待っている。』
(わかば)