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心地よい睡眠
こんにちは。暖かな気候と春の陽ざしが心地よく、昼寝が恋しい季節ですね。日々の育児や家事、仕事でお疲れのことと思いますが、適度に休養をとることができていますか。
眠れているはずなのに、疲れがとれない、仕事に集中できない、日中に強い眠気に襲われることが多い...ということがあれば、それは、「心地良い睡眠」がとれていないことも一因かもしれません。
睡眠は、こころと身体の健康に密接に関係しています。睡眠による休養感が得られなくなると、日中の注意力や集中力の低下、頭痛やその他の身体の痛み、消化器系の不調などが現れ、意欲が低下します。また、肥満や、高血圧、糖尿病、狭心症などの循環器疾患、メタボリックシンドロームといった生活習慣病を発症する危険性を高めます。
今日は、「心地良い睡眠」をとるための方法をいくつかご紹介します。すでに実践されていることにプラスでできそうなことがあれば、普段の生活に取り入れてみてください♪
【1】朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
朝日を浴びて体内時計をリセット!
体内時計が合うと夜も自然に眠気に誘われます。
【2】日中の眠気には 30 分以内の仮眠で対処。
日中30分以内のお昼寝もOK!
短い昼寝は、疲れをとり、作業効率もアップさせます。
【3】寝る前のアルコールや喫煙は避けましょう。
眠りが浅くなり、途中で目が覚めやすくなります。
【4】夕方以降のカフェインの摂取は控えめに。
カフェインは、コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、栄養・健康ドリンク剤等に多く含まれています。
【5】就寝の1~2時間前に40度程度のお湯につかってリラックス。
子どもが早く寝てくれた時には、ゆっくりお湯につかって心身の疲れをとってみて。
お風呂から出て、体温が下がっていく時に入眠しやすくなります。
【6】年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。
日本の成人の標準的な睡眠時間は、約6~8時間と言われていますが、必要な睡眠時間は年齢とともに変化し、個人によっても異なります。
よく眠れない、あるいは日中眠たくて仕方がないなどの自覚症状は「こころや身体の病のサイン」である場合もあります。睡眠に困っている場合は、医師・薬剤師・保健師などの身近な専門家に相談してみましょう。
【参考文献】健康づくりのための睡眠指針 2014(厚生労働省)
文/浜松市保健師 田畑