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悩みの多い子育てを少しでも楽に

助産師たちのつぶやき

秋の風も心地良く感じられるようになり朝晩は涼しい時も増えてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回はある患者さんとの会話で私が子育てについて感じたことをお話ししようかと思います。

私には中学生、小学生、2歳という少し年の離れた子どもがいます。上の子は男の子で年齢的にももう大きいため手はかかりませんが、思春期なせいか時々トゲのある言葉で私をチクリと攻撃してきます。そんな長男とどう関わろうかと日々頭を悩ませておりますが、末っ子は末っ子でイヤイヤ期真っ只中のためこちらはこちらでとても手がかかっております。
ある時、年を重ねた患者さんが入院され、その方との日常会話の中でふと子育ての話になりました。私が子育てはいつが一番大変だったかその方に伺うと「いつの時も大変の意味は違うけどずっと大変だった。でも手が離れてしまえばもう戻ってこないからね。大変だったことも懐かしく思うし、いくつになっても子どもは可愛いよ。今を大事にしなさい。」と話してくださいました。その頃、子どもたちとの関わりに悩んでいた私は子育ての大先輩である患者さんからの言葉に救われたような気がしました。

家族の絵

皆さまは子育て四訓というものをご存知でしょうか。
一、乳児はしっかり肌を離すな
一、幼児は肌を離せ手を離すな
一、少年は手を離せ目を離すな
一、青年は目を離せ心を離すな

子どもの成長段階に応じて関わり方や距離感は変わっていきますが、その変化に対して親としてどう対応していけば良いのか、そのスタンスやあり方を的確に表してくれていると思います。これは古くから伝わるアメリカンインディアンの教えだそうです。昔の遥か遠く離れた異国の地でも子育てをしている者は皆同じような悩みをもっていたということでしょうか。やっぱり患者さんが話してくれたように子育てはどの時も悩みは尽きず、大変なのかもしれません。

現在子育て真っ只中のお母さんたちは、早く手が離れてほしいと思うことがあると思います。私も一緒です。でも先輩方の教えの通りいつか終わってしまい懐かしむ日がくるのならせっかくなので大変な子育てを楽しんでみませんか?
大変な時、悩める仲間がたくさんいること(もちろん私も仲間の一人です)を思い出して、一人じゃないだと気持ちを楽にできたらと思います。

浜松市には子育てに関する悩み事の相談先を「子育て情報サイトぴっぴ」の中で相談先一覧として掲載しております。もし子育てに関して悩みを抱えている方は、一人で抱えずこのような相談先に相談されることもとても大切だと思います。

先の長い子育てと上手に付き合っていけるよう無理せず共に乗り越えていきましょう。

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 渡辺里沙

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