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食べる楽しみを 増やそう!

こんにちは。管理栄養士の小野です。
食育木々の緑が、目にまぶしい季節になってきました。
季節の移り変わりと共に、お子さんの成長を実感することがあるのではないでしょうか。
そうした中で、お子さんが食べる食事の量や食べ物も増えてきたと思います。みなさんのお子さんは、食べることが好きですか?

私には小学6年生の息子がいますが、参観会で学校へ行ったときに、息子が書いた自己紹介を目にしました。好きな教科は・・、将来の夢など、内容は盛りだくさんでした。その中に「嫌いな食べ物」の欄がありました。そこには「しいたけ」の文字が・・・。日頃から、苦手だと言っていましたが、やっぱり嫌いなのだと思いました。

健診や相談の場でも、「○○が苦手です」「○○ばかり食べます」など、食事に関する悩みをよく聞きます。「○○」を食べられなくても、他のもので補うことができれば、栄養的には問題がないのかもしれません。
しかし、偏った食べ物しか食べられないと、食べる楽しみが半減してしまうのではないでしょうか?
もちろん、食事の時間が苦痛に感じてしまうほど無理やりに食べさせる必要はありませんが、ひとつでも好きな食べ物が増えていけば、食事の時間が待ち遠しくなるはずです。

息子によると、①ぐにょぐにょした食べ応え②味がないといった理由で、しいたけが嫌いなのだそうです。確かに、かみ切りにくいですよね。だいぶかむ力がついてきているはずの小学生でも、かみ切りにくい食材は苦手です。
まだ歯の生え揃っていないお子さんだったら、なおさら苦手かもしれません。
食べる経験を重ねることで食べる力は育っていくため、少しずつチャレンジしていけるといいですね。

また、子どもたちは匂いにも敏感です。
匂いの強い食べ物は、食卓に並べても口にしないことがあります。
そういえば私も、小学生のころは納豆の「匂い」が苦手でした。
今では納豆トーストにして食べるほど、納豆が大好きです。このように匂いに敏感であっても、成長するにつれ匂い自体を楽しむようになり、食べられるようになることも多いです。

なぜ、こんなに食べ物の話をしているかというと、6月が食育月間だからなのです。
いろいろなところで「食育」に関する催しが開催されます。
ぜひ、参加してみてください。
また催しに参加するだけでなく、毎日の積み重ねが食べることを育んでいくことにつながります。「今日のおかずは何?」とご家庭で話題にするだけでもかまいません。
「これだけ食べないと、大きくなれない」と難しく考えず、食べる楽しみを増やしていきましょう!

文/浜松市管理栄養士 小野

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