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うちの子らしさを大切にする子育て(2)~子どもが見ているその先は?~

子どもらしさって、子どもの好きなこと、興味を持ったこと、子どもが心地よいと感じることの中からつながって、束ねられ、自らも選び、見つけていくプロセスの中に育っていくものではないかと考えています。また、自分にとって嫌なこと、苦手な感覚も、育つ中で経験し、それを知ることも大事なプロセスですよね。

「好き・興味ある・心地よさ」は自分を元気づけ、勇気づけ、楽しみや喜び、感動につながっていきますし、いつしか「太郎と言ったらバナナだよね」とバナナが大好きで嬉しそうに食べる太郎君の姿や食べ過ぎておなかを壊したエピソード―などなど、太郎君に関わる周りの人たちとの中で何層にも重なり合って創られているかけがえのないこととして共有できる事になっていく。いやなことや苦手なことと出合う中でも、その場面で持てる力を最大限発揮して、乗り切り、やり過ごしたり、解決していく行動のありようの中にも、その子らしさが創られている。

そこには、子どもたちが、自分の五感(感覚)を総動員している現場があるのです。子どもの体験を見守り、「大丈夫だよ」のまなざしを向けてくれる人の存在と、一緒に「楽しいよね!」「これちょっと怖いよね」「こうしてみる?」と共感したり提案したり気持ちをやり取りできる人の存在があることが条件なのではないでしょうか?理屈っぽいようで申し訳ないのですが、子ども時代の試行錯誤がその子らしさの基礎をつくっているんですね。

子どもが動きを止めてジーっと見つめている場面はありませんか?その先に何がありますか?子どもが何かを見つけその場からまなざしをパパやママに向け、“みつけたよ!”を伝えてくることはありませんか? 
その時「そんなものたいしたことないよ」とするか「おう!〇〇あったなあ!いいなあ、おもしろいな!」と答えるか?皆さんはどちらですか?

めんどくささや、わからなさが多くあるのが子育てではありますが、子どもからのまなざしを見逃さず、反応して肯定的なリアクションを返すことを、2週間だけでも実践してみませんか?

うちの子らしさ2

我が家流や我が子らしさの発見のきっかけになればと願っています。実践された方の報告を聞かせていただけたら幸いです。

文/浜松市児童発達支援センター根洗学園 園長 松本知子先生

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