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幼少期から読書をすること

助産師たちのつぶやき

朝晩の冷え込みに吐く息も白くなり、お鍋やおでんなど温かいものが恋しい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。体調管理には十分気を付けてください。
さて、今回の助産師のつぶやきでは「読書」について話していこうと思います。皆様は日常生活の中でどのくらい本を読みますか?私は幼少期から本が好きだったので、今でも小説や漫画、実用書、エッセイなど月に10冊以上読むようにしています。私が読書を好きになった要因の1つには、幼少期から毎晩母が読み聞かせをしてくれたことが関係していると思います。妹とその日に読んでもらう本を喧嘩しながら決めていたのも今ではいい思い出です。振り返ってみると、その後も読書の機会は多くありました。学生の頃には学校で「朝読書」といって授業が始まる前に15分ほど読書をする時間があったり、宿題として教科書を音読する「本読み」もありました。
このように、普通に生活している中でも読書の機会は多くあります。そんな読書がどのような効果を生むのか考えていきましょう。

読書の効果については以下のことが挙げられます。

  1. 語彙力や読解力が身につく
  2. 集中力が養われる
  3. 知識が増える
  4. 想像力が豊かになる
  5. 人の気持ちが分かりコミュニケーションが高まる
  6. 自己肯定感が高くなる
  7. 気持ちが安定する

引用:ベネッセ教育情報 子どもの読書習慣が身につく方法

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このように幼少期から読書をすることには様々な効果があります。また、文部科学省のホームページには「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものです」と述べられています。幼少期から読書をすることは、子どもの成長にとって欠かせないものであることがわかります。
さらに読書をするだけでなく、自分の意見を表現することも重要だと思います。私には高校生の妹がいます。彼女は小論文を受験で使うため、現在必死になって読書をしています。わたしも受験期には小論文を学んでいましたが、読書をして知識をインプットするだけでなく、自分の意見を書いてアウトプットすることも重要であると学びました。日々日記を書いている人は別として、アウトプットをする機会は少ないと思います。学生の頃、日記や読書感想文で苦労していたのはアウトプットをする機会が少なかったからだと感じました。このように読書をするだけでなく、そこからどのようなことを学び、どう感じたのか発信していくことは重要なことだと思います。


学生や大人になっても自主的に読書をしていくには読書に対するイメージが重要になると思います。「読まされるもの」ではなく、「読みたい・知りたい」と思えるような働きかけが子どもの読書に対するイメージを変えていくのだと思います。また、読みきかせは家族のコミュニケーションの一環になると思います。読み聞かせをした後どのように感じたのかお子さんに質問してみてください。その積み重ねが自分の意見を表現する力になっていくと思います。浜松市では「ブックスタート」という6ヶ月から満1歳(お誕生日当月まで)を対象とした本とふれあう機会を増やす取り組みがなされています。絵本の読み聞かせやわらべ歌の体験ができたり、おすすめ絵本を1冊もらえたりします(事前申し込みなどが必要です)。将来お子さんが豊かな感性を育めるように幼少期から読書を取り入れてみてはいかがでしょうか。

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 山下侑希

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