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3歳までに知っておきたい子どものお口育て(6)~「離乳食」から「幼児食」へ~
初めてのお誕生日を迎えましたね!1~2歳頃になると動きも活発になり言葉も増えてきます。
歯の生え具合も前歯が生えそろい奥歯の第1乳臼歯が生えはじめ、12~18か月は「ぱくぱく期」と言われ、歯を使った咀嚼が始まります。母乳・哺乳瓶からそろそろ卒業し3~4回の食事で栄養が採れるようになると離乳も完了を迎えます。特に夜間の授乳は前歯がむし歯になる可能性が高まりますので、1歳半位での卒乳をお勧めします。
自分で食べる(自食)の動きが活発になります。汚されて困るかも知れませんが、手づかみ食べを十分にさせましょう。手づかみ食べを経験することが、スプーンや箸などの食具を使った動作の基本になります。もちろん、姿勢も大切です。足が床や椅子の足置きについていますか?テーブルの高さは肘が付く程度が良いです。
お母さん・・・離乳食が終わったら大人食ではありません!3歳位になって乳歯がすべて生え揃って咬み合うと、はじめて大人と同じものが食べられるようになります。1~2歳は第1乳臼歯しか生えてなく、噛む力も弱く、噛む面も小さく、そのために大人と同じ食べ物は処理できません。特に繊維質が多いお野菜やお肉はまだまだ無理です。
「離乳食完了期」の後は「幼児食」を与えましょう。
1~2歳頃までは食べにくい食材
- 繊維質で薄っぺらなもの・・・レタス、わかめ、のり
- 皮が口に残るもの・・・豆、トマト
- 硬すぎるもの・・・かたまり肉、タコ、いか
- 弾力のあるもの・・・こんにゃく、かまぼこ、きのこ
- 口の中でまとまらないもの・・・ブロッコリー、ひき肉
- 唾液を吸うもの・・・パン、ゆで卵、さつまいも
- 匂いの強いもの・・・にら、しいたけ
- 誤飲しやすいもの・・・こんにゃくゼリー、もち
固いものを嫌がる、野菜を食べない、ためて飲み込まない、丸呑みをしている、水分で流し込んでいるなど心配なことがありましたら、お口の機能と食形態があっていないために起こりやすい事かと思われます。また、大人と同じものを何でも食べているとしたら、丸呑みをしている可能性があります。窒息のリスクが生じます。
毎日仕上げ磨きをしながら、可愛いお子さんの歯の生え具合をチェックしましょう!
子育てのヒント「3歳までに知っておきたい子どものお口育て」シリーズ
- (1)マタニティからの歯科健診を
- (2)誕生から乳歯が生える前に
- (3)離乳食のスタート
- (4)モグモグ期の大切さ
- (5)歯ぐきの発達カミカミ期
- (6)「離乳食」から「幼児食」へ
- (7)しっかり歯で噛む「カチカチ期」