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ダウン症の息子とともに(2)
障がい児の親になるということ
「障がい児の親になりたい」
そう望む人はいないと思います。
我が子の健康、そして健全な発育を望むのは、とても自然なことだと思います。息子が生まれる前の私もそうでした。今でも、第二子や第三子を授かれたなら障がいを持たず健康に生まれてきて欲しいと願います。
その上でお伝えしたいのは、だからと言って障がい児の親になることは不幸でも可哀想でもないということです。
前回も触れた通り、今となってはダウン症も引っくるめた我が子の、その存在全てが愛おしくなっています。「ダウン症"だけど"こんなに可愛い」ではなく、「ダウン症"だから"こんなに可愛い」という感覚です。
ただただ我が子は愛おしく、私たちの元に生まれてきてくれたことに、とても感謝しています。
最後に、誤解がないように皆さんにお伝えしたいことがあります。
まだ息子は3歳。これから障がいに関して彼自身が、そして私たち家族が何か大きな困難に直面する可能性はあります。
この3年間だけを切り取って、障がい児の親になっても全然大丈夫だよとか、めちゃくちゃ幸せだよとか、何か結論めいたことをお伝えするつもりはありません。
ただ、幸せという尺度に、障がいの有無が必ず影響する訳ではない。ということは、私が実体験を通して感じ、そして皆さんにお伝えしたいことです。