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母子手帳を記入しましょう 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

梅雨が早々に明け、暑い日が続いていますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。今日は、保護者とお子さんの必需品である母子手帳ついてお話しさせていただきます。

役所に妊娠届を提出すると交付される母子手帳ですが、みなさま、内容に目を通したり、必要事項の記入はできていますか。妊婦健診をしていると母子手帳をみさせてもいただくことが多いのですが、病院の健診結果の記入欄以外白紙の状態の母子手帳を見かけることがよくあります。妊婦さんは貧血等のマイナートラブルが多いため体調を崩しやすく、もし外出時倒れてしまった等の緊急時は母子手帳だけが今のみなさまの状態を教えてくれる大切なカルテになります。そのため、最低限記入して欲しいページがいくつかあります。

交付される市によって内容は少し違うかもしれませんが、浜松市の母子手帳を参考に説明させていただきます。まずは3ページにある“子の保護者”欄のご自身・パートナーの情報、住所、連絡先、“妊婦の健康状態等”“妊婦の職業と環境”を記入してください。20ページにある分娩の予定日、22ページの緊急連絡先もとても大切な情報になりますので必ず記入していただくよう、よろしくお願いします。

さて、母子手帳には必要最低限の情報を記入する以外にも様々なページがあります。週数ごとに変化していく身体や気持ちの変化を記入する“妊婦自信の記録”や“赤ちゃん誕生の記録”、その後の月齢毎の成長を記入する“保護者の記録”等です。保護者の記録は4か月、10か月、1歳半、3歳児健診等で該当する月齢分は記入をお願いされるとは思いますが、それ以外のページを記入するかどうかは自由となっています。浜松市にお住まいの方は、より成長が詳しく記入できる“はますくノート”も母子手帳と一緒に貰っているかと思いますが、私自身の気持ちをお伝えさせて頂けるのであれば、母子手帳やはますくノートの自由記入欄は、お時間がある時にまとめてでも構いませんのでぜひ記入をしていただきたいなと思います。

母子手帳

私自身、現在第2子を妊娠中です。仕事や家事、育児に追われ母子手帳の必要事項以外の欄はなかなか記入できずにいますが、子どもが寝静まってから少しずつ記入をするようにしています。しっかり記入しようと思ったきっかけは看護学生の頃自分の予防接種歴を調べるためや第1子出産後子どもの身長・体重が小さめだったこともあり自分の成長はどうだったのか知るために、母の母子手帳を見たことにあります。そこには母が妊娠中に感じていたことや、成長していく私へのメッセージが記入されており、母がどれ程私に愛情をもって育ててくれていたかが伝わりとても嬉しい気持ちになりました。そのため、できる限り記入していた第1子の母子手帳やはますくノートも時折読み返すと、赤ちゃんの頃の思い出がたくさん詰まっており、私にとっての大切な宝物となっています。

母子手帳は妊娠中のお母さんの大切なカルテであり、お子さんの成長発達の記録であり、保護者とお子さんの宝物になりえる大切なものです。ぜひ、お時間を見つけて自分の気持ちを記入してみてください。

文/浜松医療センター 助産師 山下真知子

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