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出産に対しての体の準備 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやきみなさん、こんにちは。寒さが残る春でしたが、急に汗ばむ日も多くなってきましたね。

5月上旬に英国のキャサリン妃が第2子をご出産され、イギリスでの祝福モードが毎日ニュースで流れていましたね。出産予定日は4月の下旬といわれていたので、4月中旬頃から出産を待ちわびる国民の映像を目にした方もいるのではないでしょうか。

出産予定日とは最終月経の初日から数えて280日目(40週0日)のことをいいます。予定日を過ぎること、予定日超過といいます。予定日超過となると、胎盤の機能が低下したり、赤ちゃんが大きくなりすぎたりと母児ともにリスクが上がってきます。予定日超過にならないためには、どうしたらよいのでしょうか。

私たちは、36週を過ぎた方には外来で“張りを起こすような生活をしていきましょう”と指導をしています。これから、具体的にお話していることをお伝えしたいと思います。

  1. 1~2時間のウォーキングをしましょう。
    急に1~2時間歩くのは難しいことです。まずは、15分くらいから、お買い物を歩きに変えるなどしていきましょう。1日トータルで1~2時間あるけたら素晴らしいです。歩くことで張りが増えてきて、子宮口も開いてきます。張りが増えることはとっても良いことなので、どんどん動きましょう。また、出産・育児は体力勝負でもあります。運動することは体力作りにもなり安産につながりますよ。これから暑い夏の季節です。帽子の着用や水分摂取は忘れずにしましょう。
  2. 雑巾がけやスクワットをしましょう。
    なんで雑巾がけ?と思いますよね。股関節を柔らかくするためです。膝を立てて腰を下ろし雑巾がけをする姿勢を取ると、自然と股関節が開きます。出産のときはお股を開く姿勢を取ることが多いです。股間節の柔軟性があると、赤ちゃんの通り道を広げてあげられます。
  3. 乳頭マッサージをしましょう。
    お風呂に入ったときなどに、乳頭を優しくマッサージをします。乳頭への刺激が張りにつながります。分娩台に乗ったあと、陣痛が弱まってしまうこともありますが、そんなとき私たちは産婦さんに乳頭マッサージをして、陣痛を起こさせるくらい効果があります。

臨月に入るとお腹が大きくなって動きにくかったり、むくみがひどくなったりと体が思うようにならない方もいると思いますが、10ヶ月間、大切に育ててきた赤ちゃんを無事に産んであげられるように出産に備えられるといいですね。

文/医療センター 助産師 中島綾子

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