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幼児の昼寝 助産師たちのつぶやき

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皆さんは子どもの昼寝についてどうお考えですか?子どもは眠たくなったら寝るから大丈夫!そんな声を何度か耳にしたことがあります。確かに子どもは正直ですから、思いっきり遊び疲れて眠くなったら寝るでしょう。しかし、幼児にとっての昼寝は脳の発達に欠かせないものだということもご存知でしょうか?そのため、保育園や幼稚園でも必ずお昼寝の時間があります。お昼寝をしてくれると少しだけどお母さんもゆったりとした時間を持てますよね。

赤ちゃんの頃は昼寝と就寝の区別なく眠っています。しかし、3か月を過ぎたころから睡眠のリズムができてくるようになり、6か月を過ぎるころには午前と午後に1回ずつの昼寝をするようになります。1歳を過ぎると活動時間も増え午後の1回の昼寝でも十分という子も増えてくると思います。このように子どもの昼寝の時間は成長につれて変化していきます。しかし、中には昼寝を全くしない子や夜泣きがある子など様々ではないでしょうか。もちろん個人差はありますが、お父さんお母さんの行動一つで睡眠のリズムは作れるんですよ。
そうは言っても、ついつい用事があり外出先で寝てしまうこともあるでしょう。車の中や、ベビーカーで寝かすといった方法を取らざるを得ない時もあるでしょう。実際私も二人の子育てを通して何度となく経験してきました。しっかりと休ませてあげれば良かったと後で思うのです。十分に昼寝が出来なかった日は夕方にグズルことが多く、夜の寝つきも悪くて思うように家事が進まず苛々してしまうこともあり、つい子どもにきつく当たってしまうこともありました。そのため、しっかりと生活のリズムを付けるようにしました。外出も午前中に済ませ昼寝の時間までには帰宅する。遅くても1時半には寝かせるようにし、4時には起こしました。夜の睡眠に影響が出るからです。そして必ず寝室でカーテンを閉めて薄暗くし布団の上で寝かせるようにしました。子どもにお昼寝の時間であることを意識させるために、やはり寝るための環境づくりは大切ですよね。毎日の繰り返しがリズムを作ることに繋がるのです。今では時間になれば自分で寝室へ行き、添い寝をすることなく寝るようになりました。1歳前から夜泣きをすることも一度もなかったと思います。

お昼寝では、いつまで昼寝をさせるべきなのか、これには答えはないと思っています。その子の成長、体力によって異なってくるでしょうし、小学生になったら昼寝などできないのですから必然的に昼寝卒業となるでしょう。とはいっても大体3歳くらいまでに終了させる方が多いようですね。
昼寝が必要かそうでないかを見極めることも大切になってくると思います。年齢が進むにつれて体力がつき昼寝の時間も短くなって、昼寝をしなくても夜まで十分に活動できるようになってきます。実際私の上の子は5歳になりますが、昼寝をすることはほとんどありませんし、夜は布団に入ればあっという間に寝息を立ててくれます。ただ、疲れている時は自分から下の子と一緒に昼寝をすることもあります。2時間近く寝てしまうこともあります。しかし、2時間も寝るとさすがに夜なかなか眠くならないようで、布団の上で1時間近く過ごしてしまいます。これは明らかにこの子にとって昼寝を取りすぎてしまった状態だと思います。ところが、それ以上に寝ていた2歳の下の子はいつも通りの時間に就寝でき夜中も起きることなくぐっすりできています。やはり、その子その子の体力に応じての調整が必要になってくるということですね。

一般的に昼寝は1~2時間くらいが適当で3時以降の昼寝は夜の就寝時間の妨げになると言われています。ただ、かなりの個人差があると思うのでご自分のお子さんに合う睡眠時間を見つけてあげられるといいですね。そして、その束の間の休息でお母さんも心と体のリフレッシュをしてみてはいかがですか?目が覚めたら新たな気持ちでお子さんといっぱい触れ合って遊んであげてくださいね。

文/浜松医療センター 高須絢香

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