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中国風お好み焼きを作ろう!
中国風お好み焼き
中国風お好み焼きは、普段の料理でもよく使われる、チャーシューとザーサイを入れます。ソースは甘めの味噌を使ったホイコーローソースをかけます。

材料(2枚分)
- 基本のお好み焼きの生地 ⇒ 作り方
- 2枚分
- 千切りキャベツ
- 200g
- チャーシュー
- 適量
- ザーサイ
- 適量
- (ソース)回鍋肉ソース
- 適量
- (トッピング)ゴマ
- 適量
中国の食文化について
中国で「四大料理」と呼ばれる代表的な料理には、北京料理、上海料理、四川料理、広東料理とそれぞれ地域の名前がついています。中国は広い国で、東西南北で気候も違うため、地域ごとに料理にも特色があります。
寒い地域の料理には、体を温める唐辛子や山椒などが多く使われます。例えば、四川料理はその代表で、麻婆豆腐や火鍋など、辛くて体が温まる料理が多いです。
一方、暖かい地域の広東料理では、新鮮な海鮮や野菜を使った料理や点心が有名です。辛味がなく、素材の味を生かした薄味の料理が多いです。
家庭では日本と同じように、箸を使って料理を食べます。大皿に料理を盛りつけ各自の皿に料理を取り分けます。食卓を囲み、料理をシェアし、楽しい会話をしながら食事をすることで、家族や友人との絆を深めます。
日本のお好み焼きに似た中国料理「天津煎餅」
中国で朝食やスナックとして食べられている「天津煎餅(テンチンジェンピン)」という料理は、日本のお好み焼きに似ています。天津煎餅は、中国の華北地方、特に天津市で人気のある伝統的な軽食です。
焼いた生地の中に好きな具材を入れたり、タレをつけて食べたりするところが、お好み焼きと似ています。生地には緑豆粉やトウモロコシの粉が使われています。
中国の代表的な料理3つ
1. 水餃子

餃子は日本でもポピュラーですが、中国では水餃子が主流です。具材には、豚肉、野菜、エビなどが入っています。茹でた餃子をスープやタレと一緒に食べます。焼き餃子や蒸し餃子もあります。
2. チャーシュー

中国のチャーシュー(叉焼)は、特に広東料理の一部として知られる伝統的な豚肉料理です。日本でチャーシューは醤油で煮た「煮豚」を指すことがありますが、中国では焼いて作るため、香ばしさと甘味が特徴です。ハチミツや紅糟を使うことで、鮮やかな赤色に仕上がります。
3. 北京ダック

まるごとの鴨を、皮がパリパリなるまで焼いた料理です。薄くスライスし、甜面醤(テンメンジャン)、細切りのネギ、キュウリを一緒に、薄い皮(薄餅)で包んで食べるのが一般的です。
甜面醤の甘みとネギのシャキシャキ感が、鴨の風味を引き立てます。北京ダックは、見た目も豪華で特別な日のごちそうとしても人気です。
中国から来た留学生に聞いた、中国料理のこと!
日本では、料理の種類を「和・洋・中」と区別することがあるように、中華料理は一つのジャンルとして家庭にも浸透しています。でも、中華料理と中国料理は厳密には違いがあります。
中華料理は、日本でアレンジされた中国風の料理を指します。例えば、ラーメンや餃子、チャーハンなどは、日本で独自に発展した中華料理です。一方、中国料理は、中国本土で食べられている伝統的な料理を指します。
エビチリとエビマヨは、日本で非常に人気のある中華料理ですが、実はどちらも日本でアレンジされた創作料理です。エビチリの元になっている乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)は、本場四川では、エビを薬味と豆板醤で炒めた、かなり辛い料理だそう。日本のエビチリは辛味をおさえ、ケチャップを使い、まろやかな甘さになっています。
同じく天津飯も中国にはないのだそうです。かに玉(芙蓉蟹)をご飯の上に載せ、中国の都市名を取って「天津飯」と呼ぶようになったとか。
また、同じ名前がついていても、日本人向けにアレンジされ、本場の味とはだいぶ違うこともあるようです。イベントに参加した中国の留学生は四川省出身で、表面が真っ赤になるほど唐辛子いっぱいの麻婆豆腐が普通だったため、日本に来て麻婆豆腐を食べたときに、「甘すぎる!」とびっくりしたそうです。
このように、料理の名前や起源はいろいろですが、中国料理も中華料理もそれぞれの良さがあるので、おいしく食べて楽しい時間を過ごしましょう。
「料理で世界とつながろう! 親子でお好み焼きづくり」(2024年11月10日に開催)で作ったお好み焼きのアレンジを紹介しています。