空気が温んだ早春の晩、北東の夜空に姿を現した北斗七星の雄大な星列は、冬眠から覚めた熊がのっそり立ち上がるようです。春が来たなぁ、と感じます。 人類の起源の頃から諸民族が、牧畜、農耕、漁猟の生活において、行事の適期や方角を、星の位置や動...
幼くキラキラな星の群れ、月。 冬の星空は、双眼鏡の出番です! 快適に星空を眺めるために、双眼鏡をカメラ三脚に据え付けることをお勧めします。星がピタッと止まり、気持ちよく眺められます。さらには、「これ見て!」「わぁきれい!」と、家族や友...
火星最接近 その後観望適期へ 火星が10月6日23時に「地球に」最接近します。このときの火星と地球の間の距離は約6,207万km。最接近時、火星は-2.6等星の輝きで、見た目の大きさ(視直径)約22.6秒角です。つまり、他の星よりよく...
天の川の観望にチャレンジ! 七夕、と言えば 7 月 7 日ですが、今年は雨でしたね。お子さんたちは短冊に願いを書いて楽しみにしていたことと思います。我が家のベランダにも雨に打たれた短冊がくっついていました。 七夕の時期に雨が多いのは新...
7/5(日)は、真っ赤な月を見よう さて、問題です。「満月の高さが一番低くなる季節はいつ?」。「ええっ?」と思ったあなた! 満月も太陽と同じように季節で高度が変わるんですよ。 太陽の場合、北半球では夏は高く、冬は低くなるのは皆さんご存...
ウイルス拡散防止のために外出を控えるのも、子どものいる家庭では一苦労ですね。「どこにウイルスが」と疑心暗鬼で外に出にくくなっている面もあります。かく言う我が家も3月に「ネタ切れ」してしまいました。それでも、「ちょっとでも楽しめるように...
浜松市天文台の鈴木です。私には3人の息子がおりますが、一番下はまだ1歳です。抱っこしているだけで「かわいいね」と言ってもらえる赤ちゃんは役得ですね! さて、星空は現在冬真っ盛り。冬の星座の中でお子様と確かめていただきたいのが冬の星座の...
中秋の名月、ご覧になられましたでしょうか。「忘れてた!」「仕事や家事で…。」「天気が…。」大人になると空のことまで気にしていられないですよね(天候は別ですが)。 でも、子どもの頃家族で月を見たこと、帰りがけに見た三日月など印象的に思い...
問題です! 惑星の中で最大で、シマシマ模様。なーんだ? はい、そうです!木星です。 観望会で大人気の惑星、木星が今年の夏の間はじっくり観察できます。比較的小さめの望遠鏡でも、木星に衛星が4つあることは見られます。 この4つの衛星、「ガ...
夜空をきらびやかに賑わせていた冬の星座たちも、そろそろ西へ。春の星座たちが空を彩っています。今回は、春の星座の中でも皆さんよくご存じ、北斗七星を探してみましょう。北斗七星は七つの星でできた、「ひしゃく」形。神社の手水で使う「柄杓(ひし...