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鳥のなき声ずかん
【おすすめの年齢:小学校低学年から】
キョロロロロ・・・・
…ああ、アカショウビンがないているなあ。
夏になり、朝夕の明るい時間が長くなったことで、鳥の声に耳をすますことがより一層楽しくなりました。私は山間地に住んでいます。朝、早くからなき出す鳥の声を聞きながら家族と名前当てをしたり、夕方は車庫から家への階段をのぼりながら、うちに帰るよと声をかけ合っているのかなと想像したりして遊ぶのが面白い。きっかけは昨年、地元の山野草保存会の方がたが開いた写真展。山野草とともに野鳥観察を楽しそうに語っておられたのが印象的で、それ以来、鳥の声を注意して聞くようになっていました。
『鳥のなき声ずかん』は、鳥の声に興味を持ったとき、手に取ってみてほしい絵本です。「みるずかん・かんじるずかん」というシリーズ名そのとおりに、様々な鳥たちのなき声が、絵本から飛び出して聞こえてくるようです。
絵本は、公園で~林のなかで~次は川で~と場所を変えながら、そこで出会える鳥たちを紹介しています。なき声を文字に起こしたページとその声の主である鳥たちが描かれたページが答え合わせのように構成され、起こした文字の形・大きさ・色などからなき声を想像し声に出して指差ししながら鳥を探すことができます。巻末の「さくいんとかいせつ」には、この本に紹介された鳥たちのもっとも特徴的な歌(=なき声)を楽譜にした「鳥の歌」も付いています。
家のまわりで、出かけた先で耳をすませば、絵本のなかの鳥たちに出会うことができるでしょう。
あ、チョットコイチョットコイとないている鳥がいますよ。
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紹介した絵本
文/浜松市立佐久間図書館 長谷川陽子