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きょうだいの立ち合い分娩について 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

真夏の焼けつくような暑さのこの季節、いかがお過ごしですか。熱中症も気を付けてほしいですが、薄着になることで夏のクーラーだったり、夏祭りや花火大会でかき氷を食べたりと、妊婦さんはお腹を冷やさないようにも注意してくださいね。

今回は、分娩時の子どもの立ち合いについてお話させていただきたいと思います。コロナが落ち着き、当院では、夫の立ち合いだけでなく、きょうだいの立ち合い分娩もできるようになりました。コロナ前まではきょうだいの立ち合い分娩もしており、私自身も上の子が下の子を出産する場面に立ち会ってくれました。4年前のことですが、お姉ちゃんは出産した時の状況を覚えており、今でも話してくれることがあります。

最近関わったお産でも、きょうだいの立ち合い分娩を希望される方が多いです。子どもたちの反応は、生まれてくる瞬間をわくわくした目でじっと見つめている子もいれば、慣れない環境や慣れないお母さんの状態に困惑してしまう子もいます。分娩時にはいろんな反応を示す子どもたちですが、赤ちゃんが落ち着いた状態で会うと、嬉しそうに児をみている子が多いです。抱っこしたり、ちょっと触ってみたり、頭をなでてみたり、恥ずかしがって、お母さんと生まれた赤ちゃんを行ったり来たりしたりと、幸せいっぱいの時間が広がっています。

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これから分娩を控えている方は、きょうだいの分娩の立ち合いをどうするか検討してみてください。本人の意思を聞いてみるのもいいかもしれません。立ち合いの時に、お母さんは痛みがあること、頑張ってと応援してほしいこと等を伝えておき、事前に準備することで心構えができると思います。分娩がどんな風に進むがわからないのと同じように、子どもの気持ちも分娩直前に変わることもあるかもしれません。その場合は、廊下やロビーで待っていてもらう等の対応もできますので、きょうだいの立ち合いについて悩んでいる方は相談してください。また、きょうだいの立ち合い分娩を希望される方は、病院によって子どもの立ち合いもできない施設もあると思いますので、分娩施設を決める場合は確認をしてくださいね。

これから出産される方のお産が、素敵なものになりますように…

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 大場京美

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