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妊産婦の災害への備え
今年の元旦に能登半島で大きな地震が起こりました。
近年全国で大きな災害が続いています。災害は誰しもがあう可能性があり、特に地震はいつどこで起こるか、ほぼわかりません。不安になることばかりですが、そのためにも、普段からできることを考え、日頃から備えることが大切です。普段からできないことは、緊急時はもっとできない場合が多いです。
防災に関する情報は広まってきています。ぴっぴのブログ「防災豆知識」にも、子育て中の方に参考となる記事が載っていますよね。
今回は、妊産婦の方が災害時に、心身の特性や環境の面からどのようなことに注意し、備えていくかをお伝えします。
備え、予防すること
情報収集
出産前後の里帰りで移動する場合などがあるため、滞在する地域の自治体のHPやSNS、防災アプリ、ハザードマップ等で情報収集し、避難場所や安全な避難ルート、病院、緊急連絡先を確認しておきましょう。事前に家族との連絡方法や集合場所、取るべき行動をシュミレーションし話し合っておけるといいです。
※発災直後は通信環境が不安定になり、情報は入りにくいです。
必要なこと
- 妊産婦であることを周囲に伝え、手助けを求めること、そのため母子健康手帳を常に携帯、マタニティマークを身につけましょう。
- いざという時に身近にお願いできる方、相談できる方を日頃からもつようにしましょう。
- 停電や断水などライフラインの停止により、入浴や下着をかえることもままならなくなってしまうことも想定して、必要物品を準備してみましょう。
- 避難生活を安心して過ごせるために必要なものを準備し、いざという時に持ち出しておけるようセッティング、両手が使えるようにリュックサックに詰めることが大事です。妊婦が持てる重さは限度があり、5kgが目安です。
- 浜松市の母子健康手帳にも「災害の備え・対策」のページでこれらを確認し記入できます。また母子健康手帳を紛失した時のためにデータで保存しておくこともお勧めです。
【参考資料】
災害後の中長期的な母子保健対策(一般向け)パンフレット/国立成育医療研究センター こころの診療部
文/浜松市保健師 椛