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子どもの事故予防について

赤ちゃんの事故

こんにちは、保健師の大場です。厳しかった残暑もおさまり、朝晩は肌寒さも感じるようになりましたね。お子さんも、活発に動きやすい季節になってきたのではないでしょうか。そこで今月は、家の中での赤ちゃんの事故予防についてお話をしたいと思います。

寝返り、はいはい、つかまり立ち、あんよ…と、月齢が進み、出来ることや行動範囲が広がっていくと、その分事故の危険性も高まります。小さなケガひとつもせずに成長する子はいませんが、後遺症が残ったり、命に危険が及ぶ事故は避けないといけません。かといって、生活の中でママやパパが赤ちゃんから全く目を離さずにいることは難しいですよね。事故が起きないよう、月齢に合わせた注意すべきポイントを知ることが大切です。

  • ねんね・寝返りの頃(0~5か月)
    起きやすい事故としては周囲の不注意による事故です。やわらかすぎる布団で窒息する恐れがあるので、硬めの敷布団を使用しましょう。赤ちゃんの上に物が落ちないように、赤ちゃんの周りには物を置かないようにしましょう。また、ベッドやソファから落ちる危険もあるので、ベッドの柵は必ず上げるようにしたり、柵がない場合は目を離さないようにしましょう。
  • おすわり・はいはいの頃(6~10か月)
    何でも口に入れたり、手を伸ばして触ってみる時期です。特に誤飲には注意が必要となるため、ボタンや電池、小さいおもちゃなどは手の届かないところにおきましょう。また、この頃になると、お母さんの後を追いキッチンに入ってくることもあるかもしれません。キッチンには赤ちゃんの好奇心をそそる湯気や包丁など危険なものがたくさんあります。入口にゲートをつけておくと安心です。
  • タッチ・あんよの頃(11か月~1歳6か月)
    つかまり立ちが始まり、テーブルの上に手が届くようになります。行動範囲が広がりベランダや階段、風呂場などへの移動も自分で出来るようになります。この時期は階段や椅子からの転倒・転落に注意が必要です。階段はむやみに登らないようゲートをつけたり、椅子が後方に倒れないよう背を壁につけるなど工夫しましょう。ベランダや玄関の鍵をかけることも大切です。また、歩き始めやつかまり立ちの際にバランスを崩しテーブルや家具の角に頭をぶつけることもあるので、専用のグッズやクッション材でガードしてあげましょう。

今回紹介した事故予防はほんの一部です。大切なのは赤ちゃんの目線に立って、家の中を見渡すことです。たくさんの時間を過ごす空間が、安心・安全であるよう、室内の家具やものの置き場所を見直してみてくださいね。

文/浜松市保健師 大場

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