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助産師になって気づいたこと 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき浜松医療センター周産期センターNICUに勤めております助産師の鈴木です。秋気が肌にしみる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。だんだんと涼しくなってきていますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。

私が助産師を目指したきっかけは複数あるのですが、いちばんのきっかけになったのは「赤ちゃんが可愛い」ということでした。赤ちゃんが可愛いくて助産師になりたいという気持ちが強かったのです。そのためNICU勤務になり、たくさんの赤ちゃんに囲まれて働けると決まったときはとても嬉しかったのを覚えています。産後のお母さんの大変さは、看護学生や助産学生の時に学ぶので、知識としてはなんとなく分かっているつもりでした。

しかし、赤ちゃんと長い時間を過ごしてみてとても大変だということに改めて気が付きました。3時間おきの授乳、オムツ交換、沐浴……何をしても泣き止まない時は、自分自身の心が折れそうになり「なんで泣いているのだろう」と苦しくなることもありました。私が過ごすのは仕事の8時間だけですが、お母さんたちは24時間ずっと赤ちゃんと過ごしているのだからもっと大変なことです。今まで、お母さんたちの大変さを知らないでお母さんたちと関わってきたのかと思うと申し訳ない気持ちにもなりました。

助産師

そんな時「あんなに赤ちゃんが大好きで助産師になったのに…」とお子さんがいる先輩に心境を話したことがありました。「子どもはとても可愛いけれど可愛く思えない時があるものだよ」「鈴木さんが感じていることはお母さんも感じている事だからね、お母さんの気持ちに寄り添うことが今以上にできるようになるんじゃないかな」とアドバイスをいただきました。産後のお母さんたちの大変さは子どもを育てたことのない私には、本当の意味ではわからないかもしれません。しかし、この仕事をしてお母さんたちを傍で見ているからこそ、お母さんたちの大変さやすごさを実感することがあります。世の中のお母さんたちは本当に頑張っています。お母さんたちは皆、自信を持ってほしいです。そんなお母さんたちを少しでも支えられるように、これからも助産師として私も頑張っていこうと思います。

文/浜松医療センター 浜松医療センター 鈴木伶那

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