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ひがんばな

「ひがんばな」を知っていますか。秋のお彼岸の頃に咲くので彼岸花と言います。

秋のお彼岸の頃になると土手の草むらや薄暗い藪の中、日陰の山道などにはっとする様な真っ赤な花の大群が目に飛び込んできます。それが彼岸花です。子どもの頃、彼岸花はどうしていつも同じ場所に大群で咲くのかとても不思議でした。

そして母から彼岸花には毒が有るから触ってはいけないといわれたことも覚えています。この本を読むまではその疑問はいつしか忘れ去られていました。そんな事から彼岸花はなんだか神秘のベールに包まれているようで、手で触れるのをためらっていました。私同様の思いを持っている人は多いのではないでしょうか。

この本は、作者が伝えたい事、読む人が知りたい事がピンポイントで迫力たっぷりに描かれ説明されています。ページをめくるたびに絵の迫力に息をのみます。それと同時に作者の植物に、彼岸花に対する愛情も伝わってきます。そして彼岸花の生命のドラマを描いています。植物としての彼岸花の事がわかったら、彼岸花につけられた沢山の名前を楽しんでください。昔から驚くほど沢山の名前が付けられています。笑ってしまう様な名前も出てきますよ。「ちんからぽん」なんてユニークな名前も有ります。

神秘的な彼岸花、秋のお彼岸の頃に探してみてくださいね。

文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 山﨑貴子さん

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