音を題材にした本は色々あります。ちょっと不思議で楽しくて、子どもたちは音の本が大好きです。この本も音を題材にした本です。 その中でも、「かける」という動作に限定した音を集めてあります。副題に「はらぺこめがね」と有るように、子どもたちが大好きな食べ物に何かをかける時の音を集めています。読んであげると、「そうそう!」と声があがります。もう夢中で声に出したり一緒にかけてみたりと手を動かしたりして大盛り上がりします。
ある日、腹の痛くなったととさんは、かかさんに「おてらのおしょうさまに、きいてみなさるといい」といわれて、お寺に出かけていきました。おしょうさまは「腹の中に虫がおるせいじゃ。蛙をのむといいぞ」と言うので、ととさんは蛙をぺろっとのみこみます。
「とんとんとめてくださいな」で私たちをはらはらどきどきさせてくれた三びきのねずみたちが、ふたたび登場します。寒い寒い日のお話なのに、今回もなぜかほかほかと暖かくなりますよ。
町の商店街を縄張りにしている「どろぼうねこ」という名前の猫がいました。そしてなんと、この猫には行きつけにしている魚屋さんが有り、その店主のおじさんとは昔からの顔馴染みなのです。この二人の関係は、どろぼうねこが「魚を盗んでいっていいかい。」と聞くと、おじさんは「一匹だけなら盗んでいっていいよ。」と答えてくれる、なんとも良い関係なのです。
主人公のアイリーンは、洋服の仕立てをしているおかあさんと二人暮らしです。ある冬の寒い日、おかあさんは、仕立てたドレスを今夜のパーティに間に合うようにお屋敷の奥様に届けなければならないのに、風邪をひいてしまいました。そこでアイリーンは、大好きなおかあさんの代わりに、ドレスの入った大きな箱を抱えてお屋敷に向かいます。