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もっと「うんち」に関心をもとう

ウンチ.jpg人間の体は食べ物を食べると、食道→胃→十二指腸→小腸→大腸を通って、肛門からうんちとして排泄されます。
大腸には様々な菌がすんでいて、それらの菌は、腸の働きを活発にする善玉菌と、腸の働きを悪くする悪玉菌に大きく分けられます。

健康な人の大腸には、善玉菌であるビフィズス菌が多く、このビフィズス菌が作る乳酸や酢酸などの酸が腸の運動を刺激し、うんちを肛門へと押し出します。
従って、健康な人のうんちは酸性。
黄色っぽく、くさいにおいはしません。
しかし、大腸にビフィズス菌が少ないと、悪玉菌が増殖します。
悪玉菌は大腸内の物を腐らせて、アルカリ性のくさいにおいの成分を作る上、腸の運動を弱くします。
大腸内がこのような状態だと、便秘を引き起こしたり、うんちの状態が悪くなるのです。

健康的なバナナうんちをするために、気を配るべきポイントを紹介します。
【食べ物に気を配って腸の調子をよくしよう】
①ビフィズス菌を増やすには「オリゴ糖」が効果的
健康な人なら誰でも、大腸内にビフィズス菌をすまわせています。
大腸内のビフィズス菌が多いほど、健康的なうんちが出やすくなります。
ビフィズス菌を効果的に増やすには、ビフィズス菌の働きを活発にする(ビフィズス菌のえさとなる)、オリゴ糖を摂取することがおすすめです。
<オリゴ糖が多く含まれる食材の例>
大豆、玉ねぎ、アスパラガス、ごぼう、キャベツ、じゃがいも、とうもろこし、バナナ、ヨーグルト、牛乳など。

②食物繊維が豊富な食材を食べよう
食物繊維は体内に消化吸収されずに、体に不必要なコレステロールを吸着させて便として外に出ます。
糖質・たんぱく質・脂肪を多く摂取する欧米型の食事では、食物繊維が少ないため、消化されるときにほとんどカスが残らず、便秘の原因になります。
<食物繊維が多く含まれる食材の例>
大豆、枝豆、干しひじき、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ、ブロッコリー、ごぼう、切り干し大根、ほうれん草、しいたけ、玄米、キウイフルーツ、バナナなど。

【早ね早おき朝ごはんを実践しよう】
人間の体は朝ごはんを食べて10分後くらいが一番、腸の運動が活発化し、便意をもよおしやすいようにできています。
夜更かし・朝寝坊で、遅い朝ごはんでは、朝にゆっくりとトイレに行く時間がなくなって便意を我慢することが多くなるものです。
毎日、「早ね早おき朝ごはん」を実践して、毎朝、家のトイレでうんちをする時間をつくる。
この習慣が、便秘を防ぎ、毎日健康的なうんちをするカギとなります。

文/浜松市保健師

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