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知ってほしい「産前産後のメンタルヘルス」

みなさん、こんにちは。
朝晩は過ごしやすい季節になりました。夏休みのイベントも終わりやっと幼稚園や学校が始まりホッとしているママ・パパもいるかと思います。育児にお休みはない!なんてよく言われますが、本当にそうですよね。
この5月から新型コロナウイルス感染症が「5類」になり、外出等もしやすくなりましたが、これまでの数年は「外出も自由にできない」「妊婦仲間や子育て仲間との交流が少なくなったことで不安やイライラが増えた」等、産前産後の様々な不安や相談が多かったように思います。
そこで、今回は、産前産後のメンタルヘルスについて是非お伝えしたいことをまとめました。

妊娠・出産・育児は女性にとって最大のライフイベント!

妊婦

妊娠してから少しずつ大きくなるお腹とともに赤ちゃんの成長をとても嬉しく感じる反面、妊娠や出産、育児は女性の「心」も「からだ」にも大きな影響や負担を与えるといわれています。妊娠中や産後におこる心とからだの変化やそれに伴うマイナートラブルにどう対処したらよいか?それを知っておくことが不安の解消にもつながるため、とても大切です。

妊娠中から産後は、からだが変化し、心が揺れやすく・・・

からだも生活環境も変わる時期です。女性の心とからだは、一生を通じて女性ホルモンに大きな影響をうけるといわれています。
妊娠し、赤ちゃんが栄養をもらう胎盤ができ始めるとともに女性ホルモンの分泌は増え、出産する頃には妊娠していない生理時の100倍にもなります。そして、出産して胎盤が出る産後に、女性ホルモンの量は急降下。この急な変化に心とからだは順応することが大変。追い付かないと様々な不調を感じやすくなります。「待ち望んでいた妊娠なのに、こんなに悲しい気もちになってしまうのはわたしだけかしら・・」という相談はよく聞かれますが、決して稀なことではなく、他人事ではありません。

産後に気持ちが沈んだり涙が出たり。赤ちゃんも可愛いと思えません。どこに相談したら?

産後はホルモンバランスの変化に加え、慣れない赤ちゃんのお世話や不眠などで、どんな人でも心とからだの不調がおこりやすい時期です。
いつも育児に全力な「完璧な親」である必要はないですが、必要以上に「赤ちゃんのこと可愛く思えない」と思い悩んだり、漠然とした不安が強い場合は、一人で悩まず、症状に気づいたら早めにパートナーや両親に相談したり、市内に7か所ある子育て世代包括支援センターにご連絡ください。特に体調がすぐれないと「こんなこと相談してもよいのかしら・・」と戸惑ってしまうかもしれません。
子育て世代包括支援センターは妊娠期から子育て期に関する総合的な相談の窓口です。ご連絡をいただければ、相談者と一緒に考え、なんらかの支援に繋がる情報や手立てが得られるようサポートさせていだだきます。ご連絡をお待ちしています。     

文/浜松市保健師 高柳

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