時間があると爪を噛んでしまいます。やめさせるにはどうしたらいいですか。
爪噛みをやめさせる方法を教えて
不安・ストレス・手持ちぶさたなどが原因となることが多い
子どもが爪噛みをする主な要因は、安心を求める気持ちを自分の体を触ることで解消しようとしていることが考えられます。爪噛み以外でも、かゆくないのに頭をかいたり、自分の耳たぶをさわり続けたり、自分の腕をつねってみたり、性器をいじったりするような場合もあります。
叱るとひどくなることもある
子どもの爪噛みは、よくある行動の一つです。しかし、爪噛みをすることで深爪となり、痛みや炎症等をおこしてしまう可能性もあります。大人にとっては心配な子どもの行動ですが、すぐにやめさせるよりもなぜ爪噛みをするのかということを考えてみましょう。
ストレス
大人にとっては何気ないことでも、子どもにとってはストレスになることがあります。
不安・寂しさ・情緒が不安定
爪噛みをすることで安定する子どももいます。また、寂しさや不安を抱えていることもあります。子どもに欲求不満やストレスがないかそれとなく確認し、すぐに対処できることはなるべく解消してあげましょう。
そして、爪噛みについて子どもを叱るのは絶対に避けましょう。大人が注意し過ぎることで余計に意識して逆に爪噛みが増えたり、隠れてしたりする可能性があります。大人に見つからないように足の爪を噛んでしまう子もいます。何気ない会話をしたり、一緒に何かをしたり、物を渡したりするなど、子どもの関心をそらし、爪噛みをする機会をなくすことが効果的です。
爪噛みが頻回であったり歯並びや咬み合わせが気になったりする場合は、かかりつけ医や小児歯科医に相談しましょう。
大人は気づかないような些細なことでも、子どもにとってはストレスを感じることがあります。生活リズムや環境の変化などが原因で爪噛みなどがあらわれたら、親子のコミュニケーションを見直すことや、いつもより少しだけ子どもとのかかわりを増やすなどしてみてはいかがでしょうか。