食べ物を上手く飲み込めず、ずっと口の中に入っています。どうすればいいですか。
食べ物をなかなか飲み込まない
歯が生えそろっていないから
1歳頃は、個人差もありますが、奥歯が生えそろっていないため、噛む力が弱く、うまくつぶせない・うまく飲み込めない等の食べ物があります。食べ物の大きさや形が、子どもの噛む力や口の大きさにあっていないと、なかなか飲み込めずに口の中に入ったままになっている場合もあります。
柔らかくする・とろみをつけるなど調理方法を工夫する
子どもにとって食べにくい食材は、形を変える・柔らかくする・とろみをつける等、調理方法を工夫してみるのがおすすめです。
(例)
- パサパサする食材:唾液を吸いやすい食材は水分やとろみを足す
- 皮が口に残る食材:薄皮を取り除いたり、柔らかくなるまで煮込む
- ペラペラした食材:生の葉野菜等は加熱する
なお、誤嚥や窒息事故には十分注意をし、子どもの様子を見ながら、きちんと噛んだり飲み込んだりできているかを確認しましょう。
1歳~2歳にかけては、食べにくさから食べられない場合もあり、調理の工夫が必要な時期です。好き嫌いとして捉えず、「まだ、今は食べられる時期ではないのかな」とゆったり構え、飲み込めない時は、「出してもいいよ」と伝えたり、子どもと共に食事をしたり、食事時間を楽しく過ごせるようにしましょう。
それでも、食べにくさから食べるのが遅くなったり、上手く飲み込めないなど心配がある場合は、かかりつけ医や歯科医に相談しましょう。
誤嚥・窒息に注意が必要です。歯が生えそろっても4歳以下の子どもには、ミニトマトやぶどうなど(4cm以下の丸いもの)は、1/4にカットしましょう。