寝ている時、手が冷たくなっています。ミトンを着けた方がいいですか。
手が冷たいときはミトンをつけるべき?
手が冷たいのは体温調節が未熟なため。ミトンは不要です
赤ちゃんの手が冷たいと心配になりますね。赤ちゃんは、まだ体温調節を上手にすることができないため、手足の末端の血管を細く縮めて、体温を逃さないようにしています。 逆に、新陳代謝が活発なので、代謝の時にできた熱で体温が上がりすぎないように手足を冷たくしている場合もあります。
そのため、冷え対策としてのミトンは不要です。(ミトンはひっかき傷を予防するためのものとして使われますが、爪をこまめに切ることで傷の予防ができるので、よほど傷がひどい場合以外は着けなくてもよいでしょう)。赤ちゃんは、手を口にもっていくことが多いので、ミトンを着けるとよだれで濡れて返って冷えてしまったり、赤ちゃんの動きで自然と外れてしまうこともあります。
また、赤ちゃんには、自分の手の存在や感覚を楽しむことがとても大切です。2から3カ月ころから、赤ちゃんは自分の手をじっと見つめたり、なめたりするようになり、次第に胸の前で手を組んだり、手を動かしたりすることが増えてきます。赤ちゃんが自分の手の存在に気づき、自分の意思で体を動かせることに気づく最初のステップです。赤ちゃんの発達を促すため、手を覆ってしまうミトンは使わないことをお勧めします。
衣類や掛物を使って体温の調節を
赤ちゃんの爪の色がピンクで、からだが温かければ心配いりません。背中やお腹が冷えているようなら、衣類や掛物で調節してあげましょう。
こども家庭センターの保健師に相談することもできます。