お出かけの時に手をつなぐのを嫌がり、振り払ってひとりで行ってしまいます。迷子や事故に遭わないか心配です。どうしたら手をつなげるようになりますか。
お出かけの時に手をつないでくれなくて困る
好奇心が強いタイプやふれあいが苦手の場合も
好奇心が旺盛で、気になったことを何でも自分で確かめてみたいという気持ちが強いタイプの子どももいますし、行く場所が分かっていると本人のお気に入りのポイントに一直線に行きたいということもあるかもしれません。別の場合ですと、人と手を握るとかふれあうことが苦手な場合もあります。
子どもの行動のタイプによって対処を変えてみよう
まずはその子の行動の動機を知る必要があります。つまり、先の例で言えば、好奇心によって左右されているものなのか、自分の行きたいポイントが決まっているのか、手をつなぐことに苦手さを感じているのかといったことを知りたいですね。それによって大人がとる行動が変わります。
好奇心に突き動かされやすいタイプの場合
- 情報量の多い場所に連れていくことは今は避けておきましょう
行きたいポイントが決まっている場合
- おもちゃとかお菓子コーナーなど、子どもが行きたい場所に行くことで保護者が困ってしまう状況になるならば、そういう場所(ショッピングモールなど)に行くことを極力避けましょう
- 父親がいると言うことを聞きやすいなら父親がいるときにのみ行くといった手段をとるようにしましょう
人とふれあうことが苦手な場合
- 皮膚感覚が敏感で、特に人から触れられることに苦手さを感じる(自分で触るのは平気)場合は、手と手をつなぐのではなく、ひもや小さい棒などのものを二人で握るとか、服の裾を握っているのでもOKにする方法をとることができます
- 保護者と手をつなぐことで安全がもたらされるというルールがよく分かっていない場合がありますので、出かける前に毎回ルールを説明したり子どもと約束したりしてから外出することを続けるうちに手つなぎが馴染みやすくなります
いろいろ考えたり試したりしてもよくわからない場合は、地域を担当する保健師さんづてに専門家を紹介してもらい相談してみるとよいでしょう。
つなぐことを嫌がる子どもの手を無理やりどうにかするのは、親にとってもつらいですよね。そういう時どうしているのかは、同年代の子どもが集まる「子育て支援ひろば」や「親子ひろば」「児童館」等で情報収集したり、保育者に相談したりするのはいかがでしょうか。