人見知りをしません。誰が抱っこしても平気ですが、人見知りが全くないのも少し心配です。どのように関わればいいですか。
人見知りを全くしないので心配
成長の一過程です
人見知りは、赤ちゃんが身近な人とそうでない人を区別できるようになった成長の証です。生後6から7か月頃に始まるのが一般的ですが、個人差がとても大きいので、あくまでも目安です。また、度合いにも個人差があるため、人見知りがないと思っていても、実は、知らない人と会って緊張しているかもしれません。 人見知りをしない赤ちゃんでも、パパやママと離れる時に泣いたり、外出して戻ってきた時に喜んでいる様子が見られたりしたら、ちゃんとパパやママを特別な存在だと認識していますので、あまり心配する必要はありません。
こんな関わり方をしてみよう
人見知りは赤ちゃんが成長していく上で大切な行動なので、できるだけ赤ちゃんの気持ちを汲んだ関わり方を工夫してみましょう。以下のようなことも試してみるといいでしょう。
- シンプルな遊びをたっぷり一緒に楽しみましょう。
例えば、「ぎっこんばったん」「待て待て遊び(一緒にハイハイして追いかけっこ)」などの身体を使う遊び、「いないいないばぁ」「ちょちちょちあわわ」などのスキンシップ遊び・手遊び、ボールを入れると転がるおもちゃなどもシンプルでいいですね。 - 抱っこやおんぶ、スキンシップもたっぷりしましょう。
お風呂や寝る時にスキンシップするのもいいですね。赤ちゃんが気持ち良さそうなところを触ったりなでたりしてあげましょう。 - グズグズしたらなぐさめましょう。
ころんだりぶつけたりしたら、平気そうでも「よしよし」となぐさめます。なぐさめられると、赤ちゃんはホッとします。
人見知りが激しくても、人見知りをしなくても、心配になりますよね。いずれにしても、その子の個性です。人見知りをせず、誰にでもニコニコしている赤ちゃんは、みんなの人気者ではないですか?子育て支援ひろばなどのような同年代の親子が集まる場や、高齢者の集まる場、静かに過ごせる所やにぎやかな場所など、いろいろな場に行ってみても、どこでも人見知りしない、つまり物怖じしないということなら、それをその赤ちゃんの長所として伸ばしてみるのも良いかもしれません。反対に、誰にでも、何にでも無関心という感じがする場合は、よく様子を観察してあげてください。心配な場合は地区の担当保健師等に相談してみると安心ですよ。