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友だちや園のものを悪気なくとってしまう

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子どもが他人のものや園のものを悪気なくとってきてしまいます。どのように対応すれば良いですか。

親の関心をひきたい、強いこだわり、不注意のため

まだ善悪の判断があいまいで、欲しいものや気に入ったものをとったり、相手の反応などを見て遊び半分でとったり等、悪気がない場合も多いでしょう。親としては、気が動転してしまいがちですが、子どもにきつくあたらないようにしましょう。
子どもがものをとってしまう理由や背景には、親や保育者の関心をひきたい場合や強いこだわりがある場合、不注意の場合などが考えられます。

子どもの行動をよく観察し、丁寧に教えよう

まず、どんな時にどんなものを持ってきてしまうのか、子どもの行動を注意深く観察してみましょう。また、子どもに対して社会の基本的なルールを教える時は罰を与えるのではなく、一つひとつ丁寧に教えることが必要です。
対応方法はさまざまですが、以下のような点に気をつけましょう。

  • まず、子どもの思いを聞き取りましょう。
    一方的に注意するのではなく、ものをとってしまう理由を丁寧に聞きましょう。
  • してはいけない行為を丁寧に教えましょう。
    子どもの脳は長期記憶が苦手なので、時間が経ってしまうと記憶があいまいになり、とったこと自体を忘れてしまう可能性があります。気づいた時にすぐに関わりましょう。
    ただし、心理的な原因による場合もあるため、「盗む子はうちの子じゃない」「もう知らないからね」など、子どもを突き放すような言い方や人格を否定するような言葉は口にせず、罰を与えないようにしましょう。
  • 具体的に注意しましょう。
    注意する時は、わかりやすい理由で具体的に「なぜいけないのか」を伝える必要があります。「お友だちのものをとってしまったから、お友だちが困っている」など、とったことでどんな結果になったかも説明すると良いでしょう。
  • 行動を習慣化させましょう。
    子どもの持ち物が分かるように、名前を書いたり、同じマークのシール等を貼ったりして、自分のものとそれ以外のものを分かりやすくしましょう。また、持ち帰るものは自分の名前やマークの付いているものだけという事を習慣化させましょう。
  • 子どもの荷物をチェックし、対応を教えましょう。
    繰り返しものをとってしまう場合には、すぐに気づいて関わることができるよう、園やお友だちの家などから帰宅した際にポケットやカバンの中身をチェックするなどの対応も必要です。
    勝手に持ってきてしまった場合は、相手に謝ることも丁寧に教えます。また、ものをとってはいけないことを言葉のみでなく動作やイラストなどを用いて、子どもがわかるように伝えましょう。園の先生にも子どもの様子を伝えつつ根気よく取り組みましょう。

以上のような対応をしても一向に癖が治らない場合は、子どもの心理状況や発達状況等、簡単には解決できない場合もあります。ひとりで悩まず、園の先生や発達相談等の専門家に相談してみましょう。

子どもの気持ちを受け止めながら、してはいけないことを言い聞かせるのは、簡単な事ではありません。親自身が煮詰まってしまう前に、専門家に相談してください。

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