マイコプラズマ感染症って何?
マイコプラズマ感染症について教えて
風邪に似た症状で、乾いた咳が長引き、大人でも発症
マイコプラズマ感染症は、肺炎マイコプラズマという細菌が原因で起こる呼吸器感染症です。
風邪に似た症状を持ちながらも、乾いた咳が長引くのが特徴です。
そのため、感染者の咳やくしゃみを通じて細菌が飛散し、周囲の人に広がるため、園や家庭内での感染がよくみられます。
子どもや若い人に多いですが、大人でも発症します。ほとんどは自然に治癒しますが、肺炎になったり重症化したりする場合もあります。
1週間以上続く咳、数日間解熱しない場合は早めに受診
マイコプラズマ感染症の主な特徴は以下のとおりです。
流行時期
発症は年中見られますが、秋から冬にかけてピークを迎えることが多いです。
主な症状
- 発熱、倦怠感、頭痛 、咽頭痛
- 特徴的な咳(熱が下がった後も3〜4週間程度長く続く傾向があります。 )
潜伏期間
感染から発症まで2〜3週間と長いです。
感染経路
- 咳やくしゃみ等の飛沫感染
- 鼻水などの体液との接触感染
予防対策
- こまめな手洗い、手指消毒を行う。
- 流行期は人が多く集まる場所は控えたり、症状がある場合はマスクを着用する。
など、子どもだけでなく、家族で基本的な感染予防対策を行いましょう。
マイコプラズマ感染症は、流行時期には特に子どもが感染しやすい病気です。
初期段階では風邪と見分けがつかないことも多いですが、咳が1週間以上続く場合や、熱が数日間下がらない場合など、気になる症状がある場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
感染症予防の基本は、手洗い・うがいです。また、流行時期には不要な外出を控えたり、マスクを着用したりして対策しましょう。