同じくらいの年齢の子が集まる遊び場で、集団の遊びに参加しようとしません。これから先、⼊園してから皆と⼀緒にやれるか心配です。
集団遊びをしないので⼊園後が⼼配。どうすればいい?
理由は子どもによりさまざま
参加しない理由はお⼦さんによってそれぞれです。お子さんのタイプに合った対応が必要です。
子どものタイプ別対応方法
お子さんは次のどのタイプに当てはまりそうでしょうか。タイプごとに対応⽅法を考えてみましょう。
もっと好きな遊びや、気になるものが目の前にある
手遊びや活動内容に集中できるようにおもちゃを見えないところへ片付け、手遊びや活動内容に注目できるように環境を整えられるといいですね(会場のスタッフに相談してみてください)。
人数が多いことで緊張が高まったり、新しいことが不安だったり、怖いと感じている
安心できる人(お母さんなど)と⼀緒だったらその場にいられるようなら、しばらく見てみましょう。他のお子さんの様子を見るということも、大きな刺激になります。
ただ、“抱っこしていても泣けてしまう”“顔を隠して見ようとしない”など、そこにいるだけでも怖いと感じている子の場合、無理をしないで“今日は帰る”ということも必要です。少人数のグループや個別の関わりなどを工夫できないか、相談してみてください。
音に敏感で音楽が鳴る場面が苦手
自分の手で耳をふさいでしまう子もいるかもしれません。 年齢が上がっていくにつれて音への過敏性は落ち着いてくることもありますので、無理に参加させようとしないで、子どもが落ち着くようにさせてあげましょう。
一緒にやるより、見ることを楽しんでいる
このタイプの子は家ではひとりで口ずさんだり真似したりという様子が見られるかもしれません。
できるなら皆と一緒にやってほしいと思うかもしれませんが、焦らず、まずは家でたくさん褒めてあげましょう。
動作の真似が苦手、真似することに興味がない
真似することに興味が薄く、周りの人の動作に注目していない可能性があります。
手遊びなどを楽しめるようになるのに時間がかかることもありますので、バイバイや拍手など簡単な動作を一緒にやることから始めましょう。
入園までに集団の中で過ごすことに慣れたり、子どもの様子を見て、子どもが苦手な状況を見極めたりできると良いですね。気になることがあれば、専門家にアドバイスをもらいましょう。