1歳6か月児健診で、つみきが積めるかどうかを見ると聞きました。なぜですか?
1歳6か月児健診でつみきができないとどうなるの?
指先の発達の確認のため
1歳6か月児健診とは、母子保健法で定められている乳幼児健診のひとつです。
健診では、子どもの健康状態や心身の発達状態をお家の方と一緒に医師や保健師等が確認します。
そのため、1歳6か月児健診では、さまざまな検査を行いますが、何を確認しているのかと疑問に思う方もいるでしょう。
その中の1つである、つみきですが、1歳6か月頃になると、2~3個のつみきを積み上げられるようになってきます。
これは、脳の中枢神経の発達によって、指先が器用になってきた証です。
そのため、1歳6か月児健診では、つみきの積み上げを通して指先の微細運動の発達を確認することを目的に、3個のつみきを積み上げてもらう場面があります。
個人差があるのは当たり前、ありのままで大丈夫
この時期の子どもの成長には個人差が大きくあります。
健診は、子どもの普段の状態を客観的に確認する機会ですが、他の子どもと比べたりせずに、ゆったりとした気持ちで健診を受けましょう。
また、健診は、子どもにとって慣れない場所や人の中で行うため、緊張してしまったり機嫌が優れなかったりすることもありますが、医師や保健師等は、おうちの方から普段の様子を聴きながら健診を行いますので、心配しないでくださいね。
1歳6か月児健診は、子どもだけではなく、おうちの方の日頃の育児の悩みや不安を専門家に相談する絶好の機会でもあります。分からないことや困っていることがあれば、どんどん質問して、今後の育児の参考にしてください。
1歳6か月児健診については、子育て支援ひろばなどに来ている保護者同士の話題にもなっているようです。情報交換の場として、活用してみてください。