表⽰されている⽉齢を目安に、買ったりもらったりしたおもちゃでもあまり遊ばず、興味がないようです。
おもちゃに興味を持たないが、どうすればいい?
今、何を楽しんでいるのか、まずは子どもを観察してみよう
市販されているおもちゃには、子どもの発育発達や安全性などを考慮して月齢の目安が記載されていることがありますね。
それもひとつの目安にはなりますが、⼦どもが何を楽しいと思っているか、どんな遊びがお気に入りか、よく観察してみることから始めてみませんか。
楽しみ方は子ども次第。楽しい気持ちを共有して
子どもが興味のあるものは、子どもが教えてくれる
大人にとってはミニカーのタイヤをクルクル回しているだけ、積み木を積んでは倒してを繰り返しているだけに見える行動も、子どもにとっては楽しい遊びです。市販のおもちゃではない日用品などでも遊びますし、「遊び方」を「教え」なくても、子どもは与えられたおもちゃで、おもしろいと思うことを何度でも繰り返し楽しみます。
くっつく、とれる、落とす、まわるなど簡単な動きのあるものはわかりやすく、好きな子が多いようです。
楽しい気持ちを共有しよう︕
子どもと同じ目線になって、子どもの気持ちを⾔葉にしてみましょう。「クルクルまわってるね」「あーあ、たおれちゃった︕」「くっついたー︕とれたー︕」などありのままでいいので声をかけて、子どもが顔をあげて見てくれたら、笑顔を返したり⾔葉を返してあげましょう。
遊んで楽しいという気持ちを共有することから、やりとりにつながります。
家の中で飽きてしまったら、子育て⽀援ひろば等で子どものお気に入りを探してみよう︕
⼦育て支援ひろばでは3歳未満の子どもを対象に、遊ぶものをいろいろ用意しています。子どもが「おもしろそう︕」と自分から手を伸ばし取り組む遊びは何か、見つけられるかもしれません。
ただ、お出かけに慣れていない子の場合、不安や緊張をやわらげるため同じ行動をしたり、興味がもてるものがなくて何かにこだわってしまったりという様子が見られることがあります。そんな時は無理に他の遊びに誘わなくても、子どものしたいようにさせてあげましょう。
子どもの行動をよく見て、思いを受け止めることは、これから先の子どもの成長と親子関係にとって、とても大切なことです。焦る必要はありませんが、あまり心配でしたら、専門家に相談してください。