子どもの脱水が心配です。水分補給は、どのくらい必要ですか。
子どもの水分補給の目安を教えて
汗をかいた時や水分を欲しがった時など、こまめな水分補給が必要
子どもが1日に必要とする水分量は、明確に定められているわけではありません。
しかし、ひとつの目安として、次の内容を参考にしてみてください。
- 0~11ヶ月 …体重1kgあたり、150ml/日
- 1~6歳…体重1kgあたり、100ml/日
- 小学生…体重1kgあたり、80ml/日
これは、食事と水分補給を合わせた必要な水分量の目安であり、子どもが水分を欲しがった時や運動をした時などは、水分補給をさせましょう。
糖分の多いジュースやスポーツドリンクの飲みすぎには注意
「喉が渇いた」と感じた時には、すでに脱水の初期段階です。
大量に水分補給することは体に負担もかかるため、子どもが喉が渇いたと感じる前にこまめに水分補給をすることが大切です。
子どもは、言葉で「喉が渇いた」と伝えることが難しいため、以下のようなタイミングなどで、水分補給をすることを意識してください。
- 起床時
- 外から帰ってきたとき
- 食事やおやつのとき
- 入浴の前後
また、水分補給は、基本的に水や麦茶などのノンカフェインのお茶がおすすめです。ジュースやスポーツドリンクは、糖分を多く含むため、飲み過ぎには気を付けてください。
暑い時や汗をたくさんかいた時などは、塩分が入っている経口補水液も検討してください。そして、食べ物からの水分補給は、みそ汁やスープなどの汁物、野菜や果物がおすすめです。
子どもは、全身で汗をかき、水分が奪われやすいのが特徴です。
遊びに夢中になっていたり、暑さに気付かなかったりすることもあるため、大人が見守り、こまめな水分補給で脱水予防をしましょう。
夢中になって遊んでいる子どもは、のどの渇きにも気づかないことがあります。また赤ちゃんの場合は、いつもと様子が違わないかチェックして、水分補給を促しましょう。