幼児に性について聞かれたら、どう答えればいい？

わかりやすく伝えよう

小さな子どもは思ったことを素直にたずねます。このような場合、大人ははぐらかしたり、ごまかしたりせず、子どもにわかりやすい言葉で説明することが大切です。

性別や大人と子どもでからだに違いがあることを伝える

子どもの質問を素直に受けとめ、「どうしてそのことを知りたくなったの？」と子どもが何について知りたいのかを確認します。「ママのおなかの中で赤ちゃんの種と卵が出会うと赤ちゃんができるよ。そして大きくなっていって、おまたから出てくるよ」「大人の男の人のからだの中では赤ちゃんの種を作っていて、女の人のからだの中では赤ちゃんの卵を作っているよ。男の人が赤ちゃんの種を女の人に届けると卵と出会って赤ちゃんができるよ」などと子どもが知りたいことについての事実を分かりやすく伝えます。
すぐに答えられないときは「わからないから調べてみるね」などと、質問に向き合っている姿勢を見せ、動揺しても「そんなことを聞かないの！」と叱ったり、嘘を教えたりするのは避けましょう。
子どもが質問してきたときは性教育のチャンスです。幼児期には自分のからだを大切にすること、男女のからだの違い、大人と子どものからだの違いを伝えていくことがポイントになります。子どもの成長に合わせ、理解できそうな内容を伝えていきましょう。保護者の言葉で説明するのが難しい場合は性についての絵本を一緒に読んでみるのもおすすめです。