引越しのため、転園することになりました。
子どもが新しい園に馴染めるか不安です。親として、気を付けること等はありますか。
転園後、子どもがすぐに馴染めるか心配
子どもの適応力を見守る
子どもには適応力があり、新しい環境に慣れやすいと言われています。
しかし、子どもの個性は様々で、不安を感じながらも新しい環境に入っていく子・登園を嫌がったり泣いたりする子・すぐに新しい友達ををつくる子・慎重に周りの様子を見ている子など、新しい環境に慣れるまでの時間や過程も、一人ひとり異なります。
親自身が心にゆとりを持って子どもと向き合う
子どものペースで新しい環境や園に馴染んでいけるよう、次のことを意識してみましょう。
子どもに転園することをきちんと伝える!
不安にさせてしまうのでは・・・と思ってしまいますが、子どもに曖昧な情報を伝える方が不安になりがちです。
3歳以上になると、親が思っているより親の話を理解してくれます。
引越しをする理由・先生や友達とお別れをすること・新しい園のことなどをきちんと伝え、子どもが寂しがらず、次の園を楽しみにできるようにしましょう。
転園に不安を感じすぎない!
大切なのは、親が引越しや転園に前向きであることです。子どもは親の表情をよく見ているため、親の不安な気持ちは、子どもに伝わってしまいます。
子どもにとって転園が後ろ向きにならないよう、親子で新しい園の話をしながら、転園の日を迎えましょう。
例えば「新しい園は、大きい滑り台があるから、新しい友達と一緒に遊ぶのが楽しみだね。」「新しい園には、ウサギがいるんだって!ウサギの名前は、なんていうのかなぁ。」などと、新しい園が楽しみになるような話題がいいですね。
また、「新しい園にも、広い園庭があるから、また、いっぱい駆けっこができるよ。」「新しい園にも、お気に入りのハンカチをもっていこうね。」などと、今の園と新しい園の同じところ(似ているところ)についても話をし、安心できるようにするのもいいでしょう。
新しい環境に慣れるまでは、子どもとじっくりかかわって!
どんなに準備をしても新しい環境や園に入っていくのは、緊張もしますし、戸惑いも多くなります。
親も新しい環境に慣れるまで大変な時ですが、子どもの話を聞いたり、一緒におやつやごはんを食べたりする等、親子の時間を増やす中で、子どもが安心できるようにしましょう。
もし、子どものことで気になることがあれば、新しい園の先生に話をしてみましょう。
転園は、新しい園での友達との出会いや知らなかった遊びの発見など、子どもにとって新たな刺激や興味が広がる機会です。
子どものペースを見守りながら、ゆったりとした気持ちで子どもと接していきましょう。
新しい環境や生活で頑張っている子どもを見守りながら、小さなことでも子どもができたことをほめてあげたいですね。