おすわりがいつまでも不安定です。どうすれば安定しますか?
おすわりがなかなか安定しない
段階を経てできるようになっていきます
おすわりは、このような段階を経て安定していきます。
- 体から遠い位置に両手を前につき、背中を丸くして座れるようになります。
- 手をつく位置が次第に体に近い場所となり、徐々に片手、次に両手を離して背中を伸ばして座ります。
- 座った姿勢からお尻を軸に体をねじって、横の物が自由に取れるようになってきます。
様子を見ながら対応してみて
おすわりに不安定さがある場合でも、前についた両手で支えられる時間が延びてきたり、また両手の位置が次第に体に近い位置になってきている、片手が離れることができる、など段階を進めているのであれば、無理に座らせる必要はないでしょう。
もし、両手をついたおすわりが難しいときには、下の図のような姿勢(頭と床の距離が近く、肘や手をついて、おなかから足までの広い面で体を支えている、うつぶせのような状態)で遊ぶことも、両手をついたおすわりにつながります。
おすわりの練習をするのであれば、座るだけの練習よりも、赤ちゃんが安定しやすいおすわりの姿勢(たとえば、大人が正座している足の間に赤ちゃんがすわることで骨盤を支えてあげる姿勢)をつくった中で、片手もしくは両手でおもちゃ遊びができるようにするといいですね。
赤ちゃんの発達には個人差があるとわかっていても、そろそろできるようになるはずのものができないと不安になります。そのような時には、かかりつけ医やお住まいの区の健康づくりセンターの保健師などに相談してみると安心できますよ。