発音がはっきりしません。カ行やサ行がタ行になります。もう5歳で、他の子がスラスラと話しているのを聞くと、心配になります。どうすれば正しい発音になりますか?
発音がはっきりしない
発達に応じて正しく発音できることも
発音しやすいことばと発音が難しいことばがあり、サ行は6歳から7歳になって発音できるようになる子どもも多いです。
専門家に相談を
5歳でカ行・タ行の発音の不明瞭さがある場合は、園の先生に相談をして、「幼児ことばの教室」等の相談機関に行きましょう。
「幼児ことばの教室」では、子どもの様子や状況を細かく丁寧に見ながら、子ども一人ひとりにあった対応をしていき、遊びをとおして楽しく言葉の聞き取りや発音・発声等の練習をしていくため、心配はいりません。サ行については、6歳を過ぎて自然に治ることもありますが、園の先生や専門機関に、お子さんの様子について、まずは相談してみましょう。
発音の発達は個人差があります。周りが心配しすぎるよりは、相談機関を活用することで、お家の方も安心して子どもと接することができるでしょう。
楽しい会話で言葉が育つ
ことばの発達は個人差が大きいものです。ことばの発達は、「話したい」という気持ちや意欲が大事です。楽しい会話をたくさんする中で、ことばを使う力が育ちます。
正しい発音を大人が聞かせてあげて
周りの大人がゆっくり、きれいな正しい発音を聞かせてあげましょう。子どもが、はっきりしない発音をしても、子どもの伝えたいことを代弁し、「○○だね」と返してあげましょう。
例えば、子どもが、「おしゃかな(お魚)たべゆ(食べる)」と言ったら、「そうね。お魚、食べようね」と、会話の中で正しい発音を返しましょう。日々の充実した会話の中で自然に発音が改善することもありますが、それでもよくならなかったり、気になったりする場合は、園の先生に「幼児ことばの教室」を紹介してもらい、専門機関に相談しましょう。
子どもが話をしたい気持ちを壊さないように接したいものですね。「幼児ことばの教室」等の専門家に相談すれば、コツや対処方法のアドバイスをもらえます。ひとりで悩まないで、相談してみましょう。