入園に向けて、着替えや靴の脱ぎ履きなど練習中ですが、気分によって波があり、付き合うのが大変です。どうすればいいでしょうか。
身支度の練習ができなくて困る
できる日もできない日もあるのは自然なこと
3歳を過ぎると着替えや靴の脱ぎ履きなど自分でできることが増え、大人も「いつも自分でできて当たり前」と思いがちですが、「まだ3歳」です。
身支度は、自分でやりたがったりやりたくなかったりを繰り返しているうちに上手になっていきます。
時どき甘えるのは自立の妨げにはなりません。
やりたくない日はしつけを急がず、「じゃあ、今日はやってあげるね」と少し甘えさせてあげましょう。
楽しみながら、ほめてやる気を引き出そう
身支度をしつける時のポイント
- 楽しい雰囲気の中で取り組む
身支度を身につけさせようとする時には、「訓練」にならないよう意識しましょう。
親子の楽しい関係を壊さないように、できるだけ遊びながら取り組んでいけるといいですね。 - ゆっくり時間をかけて
「すべての過程をひとりでできるように」と焦らず、例えばくつを履くことなら、まず「自分でくつに足を入れられるようになったらほめる」というように、わずかな上達も一緒に喜ぶことが自信につながります。 - ほめてやる気にさせる
その気になればやれるのに「やらない」「できない」というのが3歳頃の子どもの特徴です。
やる気にさせるためにはとにかくほめましょう。 - 場面が変わるとできる
家ではできなくても、園ではお友だちが自分でやっているのを見てがんばれたり、先生に何でもやってもらうことはできないとわかって自分でやったりと、次第にできるようになっていきます。
心配し過ぎず、子どもの持つ力を信じて付き合っていきましょう。
子どものやる気を引き出すのは難しいです。大人もなるべく心に余裕をもって、楽しみながらじっくり関わっていけるといいですね。