子どもと絵本を見るのが大好きです。年齢にあった絵本選びのコツはありますか。
絵本選びのコツを教えて
絵本は子どものことばや感性を育む
子どもと一緒に絵本を読むことは、子どもはもちろん、保護者にとっても子どもと心の波長が合う良い時間を共有する機会になります。
読み聞かせの効果としては、次のようなことが期待されます。心を込めて読んであげましょう。
- 親子でのふれあいが増え、コミュニケ―ション能力が向上する
- 子どもの豊かな感性や表現力が育まれる
- 子どものことばが豊かに育つ(ことばの獲得は、思考力の育ちに繋がります)
- 人の話を聞く力と正しい言葉遣い、豊かな語彙力が育つ
- 読書の習慣がつき、やがては学力の向上にもつながる
子どもの目線で選ぼう
絵本を選ぶ時は、「字を教えたいから」「教育的にいい本だから」などのように大人の都合で選ぶのではなく、子どもの目線で選びましょう。
おすすめの絵本を選ぶには
- 昔から読まれているロングセラーを選ぶ(20年を超えた絵本がたくさんあります)
- 公共の図書館から出されている絵本リストを利用する(浜松市立図書館では「おうちで読んであげたい150冊の絵本」リストが作成されています)
3歳から4歳児の絵本への関心と絵本選びのポイント
子どもと大人とでは絵本の楽しみ方が違います。大人の好きな本ではなく、子ども自身が気に入り、ワクワクドキドキする内容のものを選びましょう。この年齢の子どもはいろいろな物やことに興味や関心を持つ多感な時期です。保護者の趣味に偏らないさまざまなジャンルのもの、子どもが繰り返しリクエストしたものを読み聞かせしましょう。大人は「また同じ本?」と思うかもしれませんが、子どもは、知っている本に出合うとホッと安らいで安心感をもつとともに、「知っている」「知りたい」という好奇心がさらに高まります。繰り返して読んであげましょう。
図書館で気軽に相談してみましょう。絵本の探し方や子どもの年代に合った絵本を紹介してもらえますよ。浜松市子育て情報サイトぴっぴの「子育てのヒント」でも、専門家がおすすめ絵本を毎月紹介しています。