1歳6か月になりますが常におしゃぶりを離せません。このまま使ってもよいのでしょうか。
おしゃぶりが常に離せない
便利さに依存してしまうことも
最近の子育て環境の変化に伴ってか、おしゃぶりの使用率が高くなっているようです。泣いている赤ちゃんにおしゃぶりをくわえさせると泣き止むという、まさに魔法のアイテムかもしれませんね。
徐々に使う頻度を減らして
言葉をたくさんしゃべるようになる1歳6か月から2歳頃、常に口の中におしゃぶりがあると、せっかく話をしようとしてもそれを妨げてしまいます。また、おしゃぶりが汚れていると非常に不衛生です。おしゃぶりが鼻呼吸を促進するという考えもありますが、医学的根拠は認められていません。さらに、乳歯の奥歯がかみ合ってくる2歳を過ぎても長時間おしゃぶり使用をしていると、かみ合わせへの影響が出やすくなります。
3歳から4歳頃までならおしゃぶりをやめればかみ合わせは改善する可能性はありますが、できれば1歳6か月を過ぎたら徐々に使う頻度を減らし、2歳のお誕生日頃までにはやめることをおすすめします。
おしゃぶりがあるとおとなしくしてくれる、となると、本当は使いたくないけれど使ってしまう気持ちもわかります。おしゃぶりがない時に指しゃぶりの癖がついて、そちらも心配の種になってしまうこともあります。子どもがおしゃぶりや指しゃぶりで満たそうとしている気持ちや安心感を、他のことで満たしてあげられるような時間を過ごせると良いですね。歯科健診などで、気軽に相談してみても良いかもしれません。