2歳になりました。滑舌が悪く、はっきり話せず、何を言っているのか分からないことが多いです(例:ありがとう→あーがと、新幹線→カンカンシェン)。どのように対応すればいいですか。
滑舌が悪く、はっきり話せない
滑舌の完成には就学頃までかかります
2歳ごろでは、まだうまく話すことが出来ません。特に「ありがとう」は5文字で文字数が多いため、色々な音を繋げて話すことになるので難しいのです。
ことばの滑舌(聞き取れることばを話す力)は就学頃までかかって完成していきます。発音は、身近な人とのやりとりの中で、話すこと、聴くことを繰り返し、学習し修正しながら自分で使うことで身につけていきます。
コミュニケーションの楽しさを体験させて
身近な人が何を伝えたいのか分かり、コミュニケーションが途切れずにつながっていくことが大切です。
ことばを言い直しさせるのではなく、ことばのやりとりの中で聴くこと・話すことを楽しみ、コミュニケーションがつながり、話すことの楽しさを体験させてあげてください。
例えば、子どもが「あーがと」と言うと、ママが「ありがとうだね。ありがとうって言ってくれてうれしいな」と答えるなど、「ありがとう」の発音を聴く機会や、話す・使う体験が増えるようにすると良いですね。
赤ちゃんは、ことばを話す時期になって急に話すのではなく、生まれた時からたくさん話しかけたことが蓄積されて、時期が来た時に、ことばが出てくるのだなと感じます。また、いきなり上手に大人と同じような言葉を話せることはないので、焦らずに、その時期の赤ちゃんとのお話を楽しみたいですね。