昨日まではいはいやつたい歩きをして元気に遊んでいたのに、どことなくいつもと違う様子で心配です。病院に行く前に見ておくことや、受診の目安について教えてください。
赤ちゃんの体調の変化を見極めるポイントを教えて
いつもと様子が違うことに気づいたら、よく観察しよう
症状によって対処法は異なります。子どもの様子を観察し、心配な場合は病院を受診しましょう。
心配なところをチェック!必要があれば受診
チェックし、必要があれば受診しましょう。
熱
- 安静状態で熱を測りましょう。授乳後・食後・入浴後・泣いた後などは、体温が上がりやすくなっています。高い室温・着せすぎ・水分不足でも上がりますので、注意しましょう。
- 水分は、欲しがるだけあげます。
- 汗をかくので衣類はこまめに取り替えて清潔に。
- 咳・発疹・下痢など他の症状がないか観察しましょう。(発疹がある場合は体のどこの部位か、いつから出始めたか、など)
下痢・嘔吐
- 離乳食を食べたり、母乳・ミルクを飲んだりしてもすぐ吐いてしまうような時は受診しましょう。
- 水分を十分にあげましょう。嘔吐した後は、様子をみながら少しずつ与えます。
- 便や吐いたものを観察しましょう。(血液が混じっていないか、吐物は食べ物か、黄色い胃液かなど。)
- 口・おしりなどは不潔になりやすいので清潔にしましょう。
発疹
- 盛り上がってまだらな発疹が急にあらわれるようなとき(じんましん)は、急性のアレルギー反応等で急減に症状が進み危険な状態となってしまうことがあるため、急いで受診しましょう。
- 口の中に水疱(水ぶくれ)ができている場合、水分などがとれずに脱水を起こす可能性があるため、早めに受診しましょう。
- 発熱を伴わない発疹の時は、汗をかかないよう室温調節をして、皮膚を清潔に保ちましょう。
- 感染力のある発疹の場合もあるので、お世話の前後には手洗いをするなど手指を清潔にしましょう。
ひきつけ
- 10分以上続き、おさまっても目がぼんやりとしていて、ぐったりしているときは受診しましょう。
- 意識がどれくらいで回復したか、何分くらい続いたか、吐いたか、熱があるかを観察・記録しましょう。
緊急に病院を受診する場合には、こんなことに気をつけよう
- 行く前に電話をする
- 症状を説明できるようにメモしておく
- 親子健康手帳(母子健康手帳)・健康保険証・乳幼児医療費受給者証を忘れずに持っていく
救急車を呼ぶか、夜間・休日救急にかかるべきかに迷ったら、「静岡こども救急電話相談」に相談しましょう。
「静岡こども救急電話相談」については、下記の「病気・けがの緊急連絡先」に掲載しています。
電話:0800-222-1199